episode300＿＿ショッキング ページ10
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久しぶりに射し込んだ照明の光が眩しくて、一瞬顔を歪める。
「マネージャーやっと目ぇ開けた！おはよ♪」
「おはよう蜂……ら？」
屈託のない目を細めて、無邪気な笑顔で挨拶をしてきた蜂楽に、私は頭を擦りながら応える。だけどすぐに、蜂楽に妙な違和感を抱いた。
「どうかしたマネージャー？」
「ね、ねえ蜂楽……肌色の服なんてあったっ、け」
「肌色？そんな服あるの？」
「いやいや、だって蜂楽が今着てるじゃん」
「うーん？マネージャー、もしかして寝惚けてる？」
眉を八の字に寄せた蜂楽に、嫌な予感がした私の口からは乾いた笑いが溢れる。
「そ、そうかも！だって蜂楽が、何も着てないように見えちゃってるし」
「着てないよ？」
「ははは〜っ……は？」
こてん、と小首を傾げた蜂楽に、私は目をパチクリとさせてから同じ方向に頭を倒した。
そして私の視線は自然と下の方に向けられる。
だが、それが間違いだった。あるモノが私の視界に飛び込んできた途端、思考は完全に停止した。
「ひ、……〜〜ッ!?」
声にもならない私の悲鳴が、廊下に響き渡る。
「うるさーい！」と、文句を言って耳を塞ぐ蜂楽は、一矢纏わぬ姿でそこにいた。お前がその悲鳴を上げさせた張本人なんだよクソが、と、心の中で毒を吐く。
「な、ななななっ、なんで裸なの!?」
「え？なんで、って……朝シャンしたから？」
「そうじゃなくて！なんで服着てないの!?バカなの!?」
蜂楽の方を見ないようにしながら、手探りで掴んだ検温器とかカゴとか、色々なものを投げつけながら問いかけるけど、本人に罪の意識は全くないのか、ケロッとした声で返されてしまう。
私は頭を抱えた。
「だ、大丈夫マネージャー？」
「なにが悲しくって朝から野郎の裸なんて見なきゃなんないの……ねえ時光お願い、もっかい私にタックルして記憶全部消してくんない？」
「む、むむむむっ無理だよぉ！そんなことしたら今度こそマネージャー死んじゃうからあぁ！」
顔を真っ青にして自分の爪を噛み始める時光を横目に、私は深いため息を吐く。
生まれてこの方、男の裸なんて見たことがなかった私にとっては、泣きたくなるほどのショッキングな光景だったのだ。
結局その場は、蟻生が蜂楽を速やかに部屋へと連行したことで収束した。
(ごめんって、なにも物投げることないじゃん)
(知るか死ね！真っ裸とかマジ信じらんない、もう!!)
(マネージャーも裸族になったら俺の気持ちわかるよ)
(ならんわ!!)
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はもに(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 咲夜さん、初コメ並びに応援ありがとうございます！次回の続編でもご期待添えられますよう精進致しますのでよろしくお願いします❕ (7月15日 15時) (
レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 初コメ失礼します更新頑張ってください応援してます (7月14日 19時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - はもにさん» そんな！。全然！。というかお待ちしています、自分も受験生で多分返事返せない時がありますのでお互い同じですよ！。ソレに夏休みの時はいっぱいお話出来ますか？。 (6月9日 21時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
はもに(プロフ) - だんごさん。さん» だんごさん、お返事遅くなりすみません。作品を愛読頂きありがとうございます！ぜひ、とお願いしたいところなのですがただ今リアルが立て込んでおりまして、執筆に集中するのが手一杯な状態ですので余裕ができてからお伺いしてもよろしいでしょうか？申し訳ないです (6月9日 12時) (レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - こんにちは！。いつも作品見てました。そのイラストも全て見てました！。初コメですが失礼します。その毎回幸せに見ています。そのボードに話しかけるのはいいでしょうか？。お話したいです！。 (6月4日 17時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はもに | 作成日時：2023年5月27日 14時
