episode296＿＿鬼門 ページ6
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そして今日からまた、新しい一日が始まる。
昨日から開始された二次選考
なんでも、選手同士が引き起こす化学反応が勝利への鍵になっているようで。互いを知り、武器を活かし合うことでストライカーとしてのエゴが育つんだとか。
「(相変わらず絵心の考えてることは理解不能だけど……この二次選考で、大半の選手が落とされるんだろうな)」
逆境に立たされた選手に、マネージャーである私はどう向き合うべきか。この選考期間は、支える側にとっても一つの課題であると、私は踏んでいた。
あくまで推測に過ぎないけど、ここで答えを出さなきゃ先へは進めない気がする。でなきゃ絵心が、わざわざ私を2ndステージに置くなんてマネ、しないと思うし。
「(試されてるのは、私も同じ)」
だとしても、やることは変わらない。マネージャーとして、選手を最後までサポートするんだ。答えは、その中で見つければいい。
「はぁー……」
全身で大きく息を吸い、最後まで吐ききってから顔を上げた私は、持っていたカゴを腕にかけると、自分の頬を両手で叩いて、気合いを注入した。
不安や悩みは尽きないけど、今は切り替えなきゃ。
「よしっ、今日も一日頑張るぞ！」
おー！と、高らかに声を上げて、拳を天井に突きかざす。
私の背後から声が降りかかったのも、ちょうどその時だ。
「うっせえ邪魔だ消えろ」
なんという罵倒の三コンボ。
一周まわって清々しいその台詞を浴びせてきやがるのは、この4ndステージでは一人しかいない。
「あ、糸師おはよ。今から朝ヨガ？」
「見りゃわかんだろ｣
「(いや普通じゃ分からんて……)」
糸師のルーティンは、ある程度把握してたから時間帯からなんとなく当てただけだ。だいたい、手ぶらの状態で"見ればわかるだろ"、って言われても困る。
「待って」
素通りしようとした糸師の服を掴んで、引き止めた。
「離せ」
乱暴に振り払われて、ウザったそうに眉間に皺を寄せた糸師が振り返る。今日も今日とて無愛想な面だ。
「体調チェックさせて」
「問題ねぇ、つってんだろ。毎日うぜぇぞお前」
「仕事なんだから仕方ないでしょー？ほら屈め」
カゴから取り出した検温器を見せると、糸師は面倒くさそうに舌打ちをしてから足を折って、屈んでくれる。
文句は言うけど、意外と素直な奴なのだ。
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はもに(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 咲夜さん、初コメ並びに応援ありがとうございます！次回の続編でもご期待添えられますよう精進致しますのでよろしくお願いします❕ (7月15日 15時) (
レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 初コメ失礼します更新頑張ってください応援してます (7月14日 19時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - はもにさん» そんな！。全然！。というかお待ちしています、自分も受験生で多分返事返せない時がありますのでお互い同じですよ！。ソレに夏休みの時はいっぱいお話出来ますか？。 (6月9日 21時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
はもに(プロフ) - だんごさん。さん» だんごさん、お返事遅くなりすみません。作品を愛読頂きありがとうございます！ぜひ、とお願いしたいところなのですがただ今リアルが立て込んでおりまして、執筆に集中するのが手一杯な状態ですので余裕ができてからお伺いしてもよろしいでしょうか？申し訳ないです (6月9日 12時) (レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - こんにちは！。いつも作品見てました。そのイラストも全て見てました！。初コメですが失礼します。その毎回幸せに見ています。そのボードに話しかけるのはいいでしょうか？。お話したいです！。 (6月4日 17時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はもに | 作成日時：2023年5月27日 14時
