episode320＿＿王様と天才 ページ30
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「下僕になる準備は出来たか？」
「下僕になんのはお前の方だって言っただろ勘違い
「(え、なになに？)」
感じたことのない異様な雰囲気を放つ二人に、状況が理解できないまま、馬狼と凪の顔を交互に見つめる。
「粋がるなよ。ボールを貰うことでしかシュートを決められねぇ指示待ち奴 隷が、この
「身の程弁えんのはそっちでしょ。負けて選ばれなかったのはお前も俺も同じなのに、いつまで王様気分でいるわけ？恥ずかしくないの？」
周囲の人たちが振り返るような諍いが始まって、食堂全体の空気が張り詰めた。
本来ならすぐに止めるべきなのだけど、私も戸惑っていた。無気力で、面倒事を誰よりも嫌うあの凪が、唇を歪めて怒りをあらわにしているからだ。
前髪が邪魔をして凪の目までは見えなかったけど、声には微かな苛立ちが含まれていて、まさに一触即発。
凪が席を立ったところで、ようやく我に返った。
「ちょ、っ…… 待って待って！ ストップ！公共の場で喧嘩しないの！」
「喧嘩じゃないし。あっちが挑発してきたから買ってやっただけ」
「それを世間一般では喧嘩って言うんだぞ。いつもの面倒臭いはどうしたの？」
両手を前に突き出して窘めると、への字に曲げていた口をバッテンに変えた凪が顔を背けて席に着く。
そのまま咎めるような視線を馬狼にも向ければ、罰が悪そうな顔で舌打ちをした後、数席離れたところに腰を下ろした。
張り詰めていた緊張の糸も解けて、その場にいた全員が一斉に息を吐いた。
「ねえ、凪と馬狼なにかあったの？世一知ってる？」
「いや、俺は全然……昨日もあんな感じだったし｣
「単純に相性が悪いだけじゃない？ ほら、面倒くさがり屋の凪と天上天下唯我独尊って感じの馬狼だからさ〜」
「あぁ、なるほど」
成早の言葉が腑に落ちて、妙に納得してしまった。
顎に手を当てて唸っていると、不意に隣にいた凪から ぐい、と服を引っ張られる。
「喋ったら喉乾いたー。A、お茶」
「らしくないことするからだぞ。……ったくもう｣
「だってムカついたからー」
「
「Aは俺をなんだと思ってんの？」
「ナマケモノの擬人化」
言い得て妙だと成早が笑った。その隣にいた世一も声には出してないけど" 確かに " って顔をしている。凪は不服そうだったけど、実際そうなのだから仕方ない。
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はもに(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 咲夜さん、初コメ並びに応援ありがとうございます！次回の続編でもご期待添えられますよう精進致しますのでよろしくお願いします❕ (7月15日 15時) (
レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 初コメ失礼します更新頑張ってください応援してます (7月14日 19時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - はもにさん» そんな！。全然！。というかお待ちしています、自分も受験生で多分返事返せない時がありますのでお互い同じですよ！。ソレに夏休みの時はいっぱいお話出来ますか？。 (6月9日 21時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
はもに(プロフ) - だんごさん。さん» だんごさん、お返事遅くなりすみません。作品を愛読頂きありがとうございます！ぜひ、とお願いしたいところなのですがただ今リアルが立て込んでおりまして、執筆に集中するのが手一杯な状態ですので余裕ができてからお伺いしてもよろしいでしょうか？申し訳ないです (6月9日 12時) (レス) id: ad43313898 (このIDを非表示/違反報告)
だんごさん。(プロフ) - こんにちは！。いつも作品見てました。そのイラストも全て見てました！。初コメですが失礼します。その毎回幸せに見ています。そのボードに話しかけるのはいいでしょうか？。お話したいです！。 (6月4日 17時) (レス) id: 3c436fb16b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はもに | 作成日時：2023年5月27日 14時
