僕がその手ひいてくから ２

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〜横尾〜

病院の方や事務所のスタッフさんたち、誰の手も借りずに北山さんを自宅で過ごさせることに成功した俺たちが次に目指すのはライブへの参加！

ちょうどいいタイミングでツアーが始まる！






テレビのように不特定多数の人が目にする、って言うんじゃなくてみつのことをずっと思ってくれてるファンの方たちが見にきてくれる場所・・


みっくん、頑張って！って励ましてくれる声は俺たち７人にちゃんと届いてるからね！

ファンの方たちに恩返し、って言うのもあるし、

俺らのホームで、俺らの味方の中で１つ仕事することで、弾みをつけたい、ってのもある。


またやるんだ！ここに戻ってくるんだ！って思えるでしょ。









【東京がいいよね？

近いし、３日間あればどの日かは調子いいんじゃない？】


【うん、東京で決まりだな！】


【寒くなってきたからねー】


【病院はあったかいから温度差が怖いよね】


【風邪ひいたら大変！】


【きたみつ、寒いの苦手じゃん！】


【天気予報と北山さんの体調と両方みないとね】


【アンコールだけくらいなら大丈夫だよ！】


【出させてあげたい！】


【アンコールって決めてしまわずに様子見ながら出るタイミング決めよう！】


【だったら衣装も全部いるね】


【はじめから７人分あるよ！】


【玉、ありがとう！】


【みっくんに見せてあげて？

喜ぶから】


【じゃあ、ニカと健永でどの箇所なら北山さんが入っていいか考えて、何箇所かピックアップしてくれる？】


【了解！】


【はーい！】


【宮にはスタンバイの場所の準備、お願いしていい？

スタッフさんと相談して広めのスペース取れるように】


【オッケーです！



・・がやさん、何かきたみつと２人の歌、歌いたいんじゃない？

まだ間に合うでしょ？】


【ん？


俺は何でもいいよ。

どの曲だって。




みっくんがステージに上がって、あのスポットライト浴びて、


・・・ファンの子たちに、ありがとう、って言いたいだろうから、そうできたらそれだけでもいいって思う】



【ありがとう、って言えて、それから絶対歌えるって！

ね？】


【あとちょっとでツアー始まるし、俺らは先に地方行くんだから北山さんの分もがんばらないと！


・・・歌詞、覚えきれるか自信ないけど】


【わったー、しっかりしてよ！】


【がんばろ！】


【風邪ひかないようにいつもよりもっと気をつけなきゃね！】


【７人でドームに立とうね、絶対！！】

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