【銀魂】短編集2 ーあなたの大切な人は誰？ー

2彼の前から姿を消してみた~リクエスト ページ28

沖田総悟
“私もうここには居られないの。だから…”

あなたはそう彼に告げ彼の唇と自分の唇を軽く重ねると彼は俯いたままあなたの肩を掴み


｢Aまで俺の前からいなくなるんですかィ。

…置いてかれるのはもうごめんなんだがねェ｣


そういう彼の顔はとても悲しそうです、きっとミツバさんのことを言っているのでしょう。


ですがあなたは彼の手を退けると“ごめん”そう言い放ち逃げるように彼の前から立ち去ると、


｢Aっ…!!Aっ!!Aーっ!!!!

……A。ｸｯ…｣ｸﾞｽｯ


彼はあなたの去っていく後ろ姿を追いかけますが途中で、見失ってしまい悔しそうに壁にもたれかかるといつの間にか彼の目から涙が1粒流れています


｢俺は、また大切な人を守れなかったのかねェ…情けねェや。｣


ですが彼の心ではきっとまたあなたと会うという誓いをたてるでしょう






土方十四郎
｢あいつ、どこ行ったんだよ…!!

山崎、まだAの居場所分かんねェのか｣


あなたは彼に何も伝えず誰にも悟られないように真選組を出ると、彼はあなたが居ないことにすぐ気づき山崎さんに貴方の居場所を探らせます


ですが勿論あなたのデーターは一向に見つからないので探しても意味が無いことが彼は分かると


自室に戻り煙草の煙を吐くと、あなたとこれまで過ごした日々が彼の頭の中で走馬灯のように駆け巡ります。


すると彼は俯きため息をつくと前にあなたから言われたことが彼の頭の中で再生されます


“私、トシとこれからもずっと一緒にいたいなぁ…”



｢何も言わねェでどっか勝手に行っちまうのはずりぃんじゃねぇか、A。｣



“トシ、大好きだよ!!”彼はあなたの笑顔が浮かびあがりふっと笑うと


｢俺もだ、A。愛してる。


…だから帰ってきてくれ。｣








土方彩香様リクエストありがとうございます!!
※2年後は次回で書かせていただきます

2年後彼の元へ帰ってみた~リクエスト→←彼の前から姿を消してみた~リクエスト

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