in修羅場 ページ8
女「ちょっと!!こんな所にまで呼び出して、依頼内容と全然違うじゃない!!」
A「お、落ち着いてください!」
数分後の今現在、依頼者であろう女の人が突然お店に乗り込んできた。
周りの客や店員は、何事かと慌てふためいている。
女「あんたね、突然出てったと思ったら、私にわからないようにこっそり帰って来てるし、何の理由か知らないけど、頻繁にでかけてるし、こんな所で他の女と・・・!」
依頼者の女性は彼氏を見つけると、それはもう鬼の形相で掴みかかった。
男「お、おい、人がいるんだから・・・とにかく落ち着けよ。」
女「うっさい!!そもそもあんたのせいでしょうが!!!連絡しても既読スルーして、電話にも出ないし・・・あんたはもう私のことどうとも想ってないかもしれないけど、私はまだ・・・」
そこで女の人の顔が歪む。
こういうのをすれ違いと言うのだろう。
男「ま、まだ・・・何・・?」
女「わ、わかるでしょ!!どこまで鈍感なつもりよ!!!私はまだ、あんたのことが好きだって言ってんでしょ!!」
店内に響き渡る女の人の声に、瞬きをする茶髪の彼氏。
男「な、何言ってんだよ!俺は一言も別れるなんて言ってねぇーだろ!」
女「この状況なら誰だって振られたと思うわよ!!だいたい誰よその女!!!」
女の人が美月さんを指さし、睨む。
男「美月は俺の幼馴染だよ。何勘違いしてんだよ。ったく・・・・」
そういうと茶髪の彼氏は、女の人を抱きしめてこう呟いた。
男「ごめん・・・」
すると女の人の目から、ポロポロと水滴が流れ始める。
私は女の人に近づき、しゃがんで目線を合わせた。
A「依頼、完了でよろしいでしょうか?」
女の人は、小さく頷いた。
**
A「ハッピーエンドでよかったですねーあの二人。」
土「どこがだ。仕事してるより疲れた。」
はぁーと、げっそりとした顔でため息をつく土方さん。
うん。まぁ、あんまりこーいうことには関心なさそうだからね。
A「じゃあ、気分転換にDVDでも借りて帰りましょう。」
私達は近くにあるTSU○TAYAに入った。
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蘭(プロフ) - 1日で全部読みました!凄く面白かったです!これからも頑張ってください! (2019年4月2日 14時) (レス) id: 3b89097d51 (このIDを非表示/違反報告)
紺15(プロフ) - 進撃の魚さん» コメントありがとうございます!最後の最後まで見送っていただけて嬉しいです!どうぞこれからもよろしくお願いします! (2019年2月3日 13時) (レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
進撃の魚 - めちゃくちゃ面白かったです!これからも素敵な作品を作ってくださいね! (2019年2月1日 19時) (レス) id: 1bd6307264 (このIDを非表示/違反報告)
紺15(プロフ) - 佐藤有加さん» ありがとうございます!ちなみに新作は銀さんオチです!ぜひ見てください! (2019年2月1日 19時) (レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
紺15(プロフ) - 桜華さん» 桜華さん!!ありがとうございます!今まで見てくださりありがとうございました! (2019年2月1日 19時) (レス) id: 53522eff97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺15 | 作成日時:2019年1月8日 18時