轟くんはクラスメイト (ページ5)

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4話ページ5

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開始から何分経ってるんだろ？

目の前の3Pの標的を個性の風でぶっ壊す。

っしゃ、とりあえず50ポイント。

でもそろそろ終わってくれないとキャパ来ちゃうなー。

他の受験者が何点稼いでるかわかんないから休むに休めないし。

まぁ、ちょっと力温存しながら戦うか。

よし、と気合いを入れ直し曲がり角を左に曲がると大きな影に包まれる。

『………………でっか………………………………』

プレゼント・マイクが言ってたお邪魔虫だ。

想像を遥かに超えたでかさ。本当にでかい。

キャパも近いし点数稼げないし、戦う意味は毛頭ない。

そう思って逃げようとしたその時、視界の端に女の子を捉える。

「いたっ…………！」

どうやらあのデカブツが来た衝撃で飛んできた岩に足を挟んでるみたいだった。

…点は稼げないけど、人助けなら致し方なし！

勢いよく女の子の方に駆け寄るとその子はびっくりしたのか、目を見開いた。

「ちょ、何してんの？」

『うわ、この岩重い。ねぇ、君の個性知らないけどなんとか1人で逃げれそう？』

「う、うん……でも、アレが……」

『あー、OKOK。私あっちぶっぱなす方が得意。
時間稼いじゃるから何とか逃げてね！』

「え、えええ？」

得意とか言ったけどあんなデカブツ倒せるかな？

まぁ、やるしかないんだけど。

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