轟くんはクラスメイト (ページ42)

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41話ページ42

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落ちそうになったところをオジローくんの尻尾で助けてもらう。

『ありがとオジローくん！』

「お、おじろー？」

『とりあえず、ヴィランのいないとこに逃げよう！』

2人で素早くヴィランの死角になりそうな建物に逃げる。

にしても暑いな。ここは火災ゾーンか。

「ここは俺と雷風さんだけか」

『相手の人数が不鮮明なだけに厄介だね』

「あいつら、雄英のカリキュラムも知ってたしオールマイトを殺すとも言ってたよな。

何か、オールマイトを倒す算段でもあるんだろうか」

『多分ね。じゃないとこんな無茶してここに来るとは思えない』

「じゃあ俺達の手の内もバレて……？」

『いや…それはないと思う。
その証拠に私がここに飛ばされてる。
私の個性をちゃんと理解してればこんなところには飛ばさない』

「雷風さんの個性は……」

『ああ、そうだったね。対人戦闘訓練でお互い個性は見てるけど詳しく話しとこう。

私の個性は″疾風迅雷″。風と雷を操るスピード特化型個性。戦闘の方が向いてる。

その他にも″風神モード″になれば風と水、″雷風モード″になれば雷と音の衝撃波を操れる。

この火災ゾーンに向いてるのは圧倒的に″風神モード″だね』

「なるほど。教えてくれてありがとう。
俺の個性は見たまんま、″尻尾″。

基本的には体術と組み合わせて使うから俺も戦闘向きかな」

『なるほど。おけ、ありがとう。
とりあえずここは雄英の敷地内だし個性の使用はOKだよね』

「うん。多分」

『よし。やれるだけやろっか。
″風神モード″！！』

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