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fkr side
河「……こんなもの………!」
ふ「ちょっ!なにすんの⁉」
河村は申込書を一瞥すると2枚一気に破り捨てようとした。当事者のオメガが判断する前に処分されたらたまったもんじゃない。取り返そうとすると河村の後ろから手が伸びた。
川「何してるんですか、河村さん」
河「川上……なんでここにいる?」
川「あんたが暴走しないようにですよ。……ふくらさん、ご無沙汰してます」
ふ「川上……よかった、今までずっと河村と一緒にいたの?」
川「はい。あの日からずっと………ね」
ふ「ねえ……あの日、2人は……」
川「……もう、やめてくれませんか」
そう言い放つ川上の目は冷たくて、俺から河村を守っているように見えた。
川「あの日のことは、警察から聞いたでしょう。河村さんの番だった貴方なら尚更」
ふ「聞いたよ、勿論。でも、俺は河村と話したいんだ!ねえ河村、これからは俺が絶対守るから。だから戻ってきてよ……」
河「……なにが「守る」だ……!あの日っ!一番助けて欲しかった時に来てくれなかったお前を!!誰が信用するっ!?お前も、伊沢も!!」
川「っ……」
川上の後ろから顔だけ出して敵意剥き出しで怒鳴り散らす河村。いつから、こんなことになってしまったんだろう。
川「……とにかく、申込書はこちらで預かります。可否が決まり次第連絡しますので」
川上は早口でそれだけ言うと河村の腕を引き内地へと消えて行った。
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雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» 恋人編も書きたいしsgi氏メインの話も書きたい(文才が追いつかない) 供給……待ってる…… (2020年11月27日 19時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - 雪音さん» 恋人編もありありのオオアリクイ。供給全力待機してまし…() 僕もお話書かねば…供給を返さないと…() (2020年11月27日 14時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - ゆーふぉ。さん» これは設定が秒で思いついたのに形にできないまま数ヶ月放置してたやつだから解決させられてほっとしてるわ……続編も書けたら書きたい所存 (2020年11月26日 23時) (レス) id: e88b8137a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーふぉ。(プロフ) - ゆっきまじ天才じゃん。なにこの神設定。オフィスの壁になりたいとこれほどまでに思ったことは無i((((( (2020年11月26日 23時) (レス) id: e1ece1687e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪音 | 作成日時:2020年11月25日 7時