検索窓
今日:126 hit、昨日:135 hit、合計:1,833,251 hit

第四章 二話 ページ32

〈炭治郎 side〉




炭治郎「それじゃあ俺、しのぶさんにAさんが起きた事伝えてきますね」





俺は立ち上がり会釈して、しのぶさんの元へ行こうと方向を変えた。






A「…待って…」





炭治郎「はい?なんでしょう?」





俺はAさんに引き止められ再びAさんの方を向いた。






A「…貴方は…柱に、なりたいの、?」





炭治郎「え?どうしてですか?」





A「全集中常中を…やってるから」





やっぱり、分かるんだ。





普段と余り変わらないのに、Aさんは傷を負いながらも俺の全集中常中に気づいた。





やっぱり柱って凄いや。





炭治郎「柱になる事が目的では無いですけど、俺はもっと強くならなきゃいけないので」





A「……何か、やりたいことがあるの、?」






炭治郎「鬼舞辻無惨を倒して、俺の妹を鬼から人間に戻すのが俺の目的です」






鬼と聞いたAさんは目を丸めていた。





それもそうだ。お館様からお許しが出たと言っても、鬼を連れた鬼殺隊なんて有り得ない。





炭治郎「鬼と言っても、!絶対に人を傷つけたり食べたりはしません!鬼でも鬼じゃないんです!!心はちゃんとあるんです!」






俺は誤解を招かないように必死に説明した。





するとAさんは優しい匂いをさせながら






A「…妹を、鬼にされてしまったんだね…炭治郎は」






と言った。






とっても暖かい声だった。





俺が長男じゃなかったら、善逸メンタルだったら、泣きつきたい程の優しい匂い。






A「辛かったんだね…苦しかったんだね…炭治郎は」






嗚呼、辛かった。苦しかった。





どんどん俺の中で感情が込み上げてきた。






それから俺は全集中常中が途切れるほど





涙が溢れてきた。





次々床に落ちる雫は止まることがなかった。

第四章 三話→←第四章 【守ってくれたもの】一話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (975 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2738人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 夢小説 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっくり四つ葉 - いいのか、、、888評を889評にしてしまって、、、!素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年9月14日 20時) (レス) id: 558ca2fe7e (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - あゅみさん» ホントですよですよ!!!!あぁ.......尊い.... (2019年12月15日 23時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 莉華さん» 無一郎くん可愛すぎて永久保存ものですよ笑 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
あゅみ(プロフ) - 肯定的なトマトさん» 無一郎くん尊いですよね泣 (2019年12月15日 21時) (レス) id: c188dca51c (このIDを非表示/違反報告)
莉華 - ん"ん"ん"........!!!!むいくんがかあいい....!!!! (2019年12月15日 16時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とーにゅ | 作成日時:2019年12月1日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。