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今日は待ちに待った、と言うべきだろうか、ホグワーツ魔法学校の入学式当日である。
ホグワーツ城へ向かう汽車はこれから始まる学校生活に胸を躍らせている生徒で溢れていた。
その中でもやはり寮分けについての話は上がるもので、自分の家族や性格から組みわけられるであろう組や、自分の望む寮の話をしている声が沢山聞こえてきた。
他人事のように話しているが、僕も自分の寮の予想をしていた。
いや、ほとんど決定と言っていいだろう。
自分で言いたいことでは無いし、誇れることではないけれど、僕の顔はとても優しい顔とは言えない顔をしている。
具体的には太くつり上がった眉に切れ長の黒い瞳を持つ目、口角は元々下がり気味でつまらなさそうな顔をしている、と言われることが多い
切れ長と言えば聞こえはいいが、実際は切れ長というよりただ単に目つきが悪いだけである。
実際自分で鏡を見てもそう思うし、言われ慣れすぎたのか、もうコンプレックスにも思っていない。
そして僕の性格についてたが、別に残虐極まりない殺人鬼のような性格、という訳では無いが、かと言って聖母マリアのような優しい心もない。特に大人びているわけでも幼稚な訳でもない、可もなく不可もないそこら辺にうじゃうじゃといるガキ、といった感じだと思う
性格については自己評価だから他人から見たら全然違うかもしれない。
けれどハッフルパフのような誠実さやレイブンクローのような知識もない。1番ないのはグリフィンドールの「勇猛果敢な騎士道」だと思う。
勇気なんてないしどちらかと言うと自分のために他人を切り捨てるような人間だと自分で感じる。
自己犠牲なんて言葉がまるで似合わない、もちろん褒められたことでは無いが自信を持ってそう言える。
僕のこの悪人顔からしても、良いとは言えない性格からしてもほぼ間違いなくスリザリンに組み分けられるだろう。
最もスリザリンのような向上心も持ち合わせていないが、ほかの寮があまりに当てはまらなすぎる。
つまりもう組みわけられる前から決まっているようなものなのだ、だからなのかまだ入学の実感が湧いていないからなのか、あまり組み分けを楽しみに思っていなかった。
そして汽車はホグワーツ近くまで到着し、ついにホグワーツ城を初めて自分の目で見ることが出来た。これには流石に感動したし、早く中に入りたいと思い、足早にボートに乗り込んだ。
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あられ(プロフ) - れいなさん» コメントありがとうございます。盲点でした！あまりがっつり描写しない予定ですが、一応わたしの中ではドラコ受けです。 (2023年3月22日 10時) (
レス) id: eb7af9fd92 (このIDを非表示/違反報告)
れいな - ドラコって受け何でしょうか？そういうの決めてなかったらすいません。 (2023年3月21日 17時) (レス) @page25 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あられ | 作成日時：2023年1月16日 21時
