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ロクワ ページ6

パタパタ


「…………」


「「「…………」」」


「(にゅにゃ……)」


ガラッ


この教室に私が初めて来た時ほどではないが暗く淀んだ空気。


困惑している生徒たちに気付いていないかのような彼女。


パタパタ


「おはようございます皆さん」


「「「おはよー!殺せんせー」」」


今日も元気がいいですねぇ。


良いことです。


「ところで、」


「??」


パタパタ


「何で皆さんは彼女から離れているのですか?」


一番視覚的な違和感。


彼女の席である窓際の一番後ろを避けて微かに談笑していたこと。


「だってさ、昨日だって俺らがタバコ持ってたって嘘ついてただろ」


「このクラスに馴染みたいと思ってなさそうだし」


……確かに、生徒たちからしてみればただ協調性のない我儘な子どもに見えるでしょう。


パタパタ


「ですが、庵崎さんもクラスメイトです。今はまだ馴染めていなくても徐々に慣れていくでしょう。皆さん仲良くしてあげて下さいね」


「「「はーい」」」


パタパタ
パタパタパタパタパタパタ


「庵崎さん」


机の上から投げ出した脚を前後に振りながら小首を傾げて何かを考えている庵崎さん。


「おはようございます」


「…………」


「机の上に座ってはいけませんよ」


話しかけてもその一切が聞こえていないように脚を振り続けている。


パタパタ


人見知りなのか反抗的なのかは分かりませんが、流石にあいさつを返さないのは人間的な成長を見据えた上では将来が心配です。


……それに、昨日の話について決着がまだついていません。


結局私のこの瞬足を持ってしても見つけ出すことができなかったのです。


ですから、今日こそはきちんと会話が出来るようにしなければ!


きちんとしたコミュニケーションはきちんとした会話から生まれるのです!!


パタパタ


パタパタ


「殺せんせーが話しかけてるのに無視してんの?」


「カンジ悪いね」


まずい。


このままでは庵崎さんに対してのイメージがどんどん悪くなってしまう。


サアッ


いつの間にか空いていた窓から風が吹いて髪の毛が靡いた。


そういえば、この白髪は……。


「」


「……」


何かを言いかけて口を開け、閉じ。


言葉を選ぶように目を伏せ、閉じ。


風は止んでいた。


脚の振りも収まって、


ガタン


机から降りた少女はドアから出ていく前、薬指を立てて左腕を真直ぐに前に伸ばした。

ナナワ→←ゴワ



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作者名:リン | 作成日時:2018年2月15日 7時

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