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※無一郎side





任務から帰ると、いつも走って玄関まで出迎えに来るはずのAが今日は来ない。そのことに、少し違和感を覚える。


「……A?」


彼女の名前を呼んでみるも、返事はない。



なんだか心にぽっかり穴が空いたような寂しさを感じた。



Aを探しながら屋敷の中を歩き回っていると、





「あ……居た」


今自分が探していたその人は、居間の畳の上に倒れ込んでいた。


恐る恐る顔の前に手を当ててみる……と、息はしているようで安心した。寝ているだけか。



「……なにしてんの」



彼女の眠りは深いようで、顔を覗き込んで話しかけても、頬をつついても起きる気配は無い。


こんな所で寝るなんて…よほど疲れていたのだろうか?


そこでハッとする。




毎日自分が起きる頃には既に屋敷に来て仕事を始めているA。しかし彼女が仕事を終えて帰宅するのは自分が眠りに着く頃、夜中だった。


Aはいつも、いつ寝ているのだろう。もしかして、ここ最近まともに睡眠をとれていなかったのではないか…




今、目の前にある彼女の気持ちよさそうな寝顔を見ているとそんな不安が頭を過ぎった。











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るな - 無一郎君が好きなのでこんなお話みたいに共同生活したらなと一緒のお布団に寝るのは恥ずかしいけど。 (3月22日 1時) (レス) id: 9a0d82b2e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あたかもしれない | 作成日時:2024年2月28日 10時

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