11 ページ11
※無一郎side
次の日の朝は、なにやらいい匂いがして目が覚めた。
……台所の方からだろうか
まだ眠い目を擦りながらそちらに行くと
「ん……A」
⠀⠀⠀
「わっ、霞柱様!おはようございます!お邪魔してます。あと台所借りちゃってます…!」
台所にAが立っていて、どうやら朝餉を作っているらしい。
「おはよう…なに作ってるの」
「魚を焼いています!お味噌汁もありますよ。霞柱様、朝餉食べられるかなと思って勝手に作ってしまったのですが…」
チラッと僕の顔を伺うようにするAと目が合った。
「うん、食べたい」
僕が食べたいと言えば、一気に明るくなる彼女の表情。
そんなに嬉しかったのかな…
「よかったです!すぐにお持ちします!!」
僕にそう告げると、楽しそうに作業に戻るA。
……なんだろう、Aはすごく変な人だ。
⠀
314人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るな - 無一郎君が好きなのでこんなお話みたいに共同生活したらなと一緒のお布団に寝るのは恥ずかしいけど。 (3月22日 1時) (レス) id: 9a0d82b2e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あたかもしれない | 作成日時:2024年2月28日 10時