『鬼滅の刃』 闘士 竈門禰豆子の双子の妹

人攫い沼５ ページ16

沼鬼「…………なぜ、人間の分際で鬼を連れている。……それも２匹も。」

一本角が唖然として言う。

炭治郎と和己もいきなり出てきた禰豆子とAに驚き、辺りが一瞬静まりかえった。

禰豆子とAは和己と助けた女性に優しく歩み寄り、頭を優しく撫でた。

炭治郎(鱗滝さんの暗示が聞いているのか。)

二人は弟や妹に向けていた様な優しい目をしていた。

炭治郎(きっと、弟や妹たちに見えているんだろう。)

その時、三本角が我に返ったように、禰豆子に襲いかかる。

禰豆子はすかさず足を振り上げた。

しかし、鬼は地面に消える。

「禰豆子!深追いするな!!こっちへもどれ!!」

禰豆子を呼び戻す。




鱗滝『禰豆子とAは今、鬼だ。お前が守ってやらねばならない程弱くは無い。』

炭治郎の脳裏に映ったのは鱗滝の姿。

炭治郎(ここを二人に任せても良いのか?ここで和己さん達を守っていてくれれば俺は攻撃に専念できる…………。)

迷っている暇は無かった。

鬼の匂いが濃くなる。

炭治郎(真下だ!!)

足元に広がるのは黒い染み。

地面が沼になっていく。

このままだとのみ込まれる。

炭治郎(信じるしかない。禰豆子とAを!)

双子の団結力は凄まじい。きっと大丈夫なはず。

炭治郎「禰豆子!A！俺は下に行く! 二人を守ってくれ!」

炭治郎は地面に沈みこんだ。

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