【名探偵コナン】紺青の拳

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｢いたーっ新一。すぐどっかにいなくなっちゃうんだか…ら｣



快斗くんの傍にいるちっちゃい子供
そう、私と快斗くんで連れてきた新ちゃん
だけど、蘭ちゃん達からすればコナン君である新ちゃんは日本においてきたわけで



｢ガ、ガキンチョじゃない！？どうしてここにいんの？｣



｢コナン君？｣



ちょっとでもバレにくくするために、新ちゃんの肌にちょっと黒めのファンデーションを塗らせてもらった
現地の人っぽいでしょ？

顔に出やすい新ちゃんは｢やばい｣と言わんばかりの顔で快斗くんの後ろに隠れた



｢なー？ビックリだろ？こいつ、ここ(シンガポール)の子供らしいぜ。｣



｢えー！？そうなの！？｣



コナン君と言えばコナン君なんだけど
騙しちゃってごめんね、園子ちゃん、蘭ちゃん



｢アーサー！僕の名前は、アーサー・平井だ！｣



｢アーサー・平井？｣



｢僕のお母さんが日本人で、それで…｣



蘭ちゃんに続くように私も自己紹介をする
新ちゃんに色々とバレているのか、ジト目で見つめ返された
そんな目で見ないでよ



｢蘭、A。ごめん、ちょっと行ってくるね。｣



真さんと合流するらしい園子ちゃんは携帯を片手にマーライオンの近くへと歩いていった



｢あっそうだ。私もお父さん見てくるね。｣



｢うん！いってらっしゃい。｣

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