第一話 カルデア ページ4
【人理継続保障機関フィニス・カルデア】
そこは時計塔の12人のロードにして、天体科を牛耳る"アニムスフィア家"が管理する国連承認機関。
人類の未来を語る資料館。地球環境モデル【カルデアス】を観測することによって未来の人類社会の存続を世界に保障する保険機関のようなもの。
300年以上にわたって魔術的に秘匿されてきた標高6000メートルの雪山の斜面に入口があり、そこから地下に向かって広大な施設が広がっている。
塩基配列や霊器属性の確認、指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、魔術回路の測定などを行い、登録名と一致した霊長類の一員と認められたのなら、入館できる。
そんなカルデアに、今一人の【マスター候補】である少女が降り立った。
カルデア内のとある一角。一つの部屋にて、一人の少女と男が向き合った状態で居た。
ベッドの上に、腰をかけイスに座る少女をジッと見つめる男。基、ロマニ・アーキマン。
このカルデアの医療部門で、トップの座にいる男。
そんな彼が何故、こんな場所で幼い少女を見ているのかと言うと自体は数日前の事だった−−。
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作者名:千本桜 | 作成日時:2020年2月18日 17時