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ダンスが終わり、前と同じようにゾムがおでこにキスをしてくる。
嬉しいけど、視線が痛いのよ。
ダンスが終わった後、上から見ていた王族の方のご子息がホールに来て直々に相手に頼みに行く形式だ。
その場で待ち、今か今かとみんなが待っているり
けど、申し訳ないわね。1人は頂いたわ。
真っ直ぐに私の元へ歩いてくる方。
ゾムまで嬉しそうにしていた。私の目の前で跪き私の手を取った方は…
「あなた方に魅了されました、どうか私と踊っていただけないでしょうか」
「もちろんですわ、Nakamu様」
ワイテルズ国、次期国王…Nakamu様。
やっぱりね、などの皮肉っぽい声も聞こえてくるがそんなのは日常茶飯事。
選ばれたのは数百人の中からたった6人。
「改めて、Nakamuと申します」
「私はリン・パッヘルベルと言います」
リンさん、と呟いて空色の目をスっと細めて笑う。
音楽が始まり、Nakamu様のエスコートに身を委ねた。
「お上手ですね」
「これくらいできて当然ですわ」
見てる限り上手く踊れていたのは数人程度だという。この国の貴族の娘には自覚ってものがないのかしら…
「リンさんは、なんかこう……中でも凄く目を惹かれました…本当の姫みたいで」
「…ふふ、嬉しいわ。ありがとうございます」
踊りながら少しの会話を楽しみ、いつの間にか音楽はなり止んでいた。
「ありがとうございました、リンさん」
「こちらこそ、選んで頂き誠に感謝しています」
Nakamu様と1度別れフラフラと歩いていたらゾムとロボロさんにあった。飛んでくる二人。
「リン凄かったで〜」
「流石リンさんやな!」
「ふふ、ありがとう」
何故かお礼を言ったら固まる2人。何かしらと見ていたらゾムとロボロさんの後ろかNakamu様が来ていた。
え?と疑問に思っていたら私のところに来た。
「リンさん、すみません…少し外に出たいんですが出口が分からないく…分かりますか?」
「はい、ご一緒しますか?」
お願いしますといわれたので、固まって私をじっと見る2人を置いてNakamu様とバルコニーに向かった。
「おい、エロボロなにリンの事ヤラシイ目で見とんねん」
「うつさいわゾムッツリお前もうなじガン見しとるやんけ」
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クロスてゃん - ありがとうございますぅぅぅ!アルネの事件簿と気づいてガチ泣きしました…本当に嬉しいです更新頑張ってくださいね! (2021年11月23日 23時) (レス) id: c934f9389d (このIDを非表示/違反報告)
??? - この小説なんなん? まじ泣きしてしまうわ (2021年10月3日 20時) (レス) @page27 id: 2651f7c57d (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - この使用人たちの名前。主人公の名前。家が大火事。………おっとぉ??? (2020年9月6日 23時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
暁郗 - もし違ったら失礼なのですが。この小説の使用人たちの名前って、某超絶イケメンの最凶の吸血鬼エビリィ!ブラッティ!ノインテーター!!のお方とあの触覚が愛らしい吸血鬼マニアちゃんとその他いっぱいの人気推理ゲームじゃないすかぁ!何ですかこれ、素敵です!! (2020年9月6日 23時) (レス) id: 14cb33816d (このIDを非表示/違反報告)
理那(プロフ) - そうだ、名前変換で気付かなかったんだ。この主役、"リン"ちゃんだ。 (2020年8月2日 18時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年4月2日 10時