☆ ページ46
｢すっすみませぇーん！！おくれましたぁ！！｣
｢…大丈夫よ、1分待っただけ｣
｢うっ……｣
分かりやすいわねぇ…。息を切らしてる所を見ると、全速力できたらしい。
まぁ何でもいいけど。
｢んじゃ、始めるって言いたいんだけど…私一人じゃ教えるのは無理だと思ったから助っ人を呼びました…ゾム。
…ん？ゾム？｣
先程まで隠れていた場所にゾムが居なかった。…え、逃げるとかありなの？
｢…リン様？｣
｢…ちょっと待ってちょうだい｣
……よくよく耳を済ませるとゾムともう一人声がする。1度、聞いたことがある。
｢…ゾム、何してるのあなた｣
声をかければゾムに肩を組まれて心做しかげっそりして見える人が振り向いた。
｢…ひとらんらん様｣
｢パッヘルベルさん……？ゾム説明してよ｣
｢俺はリン以外と踊るつもりは無い！だからインデースの相手見つけてきた｣
｢そんなにはっきりと…ひとらんらん様何が何だか分かってないわよ？｣
ゾムが説明を熱弁している。
理解したひとらんらん様は渋々承諾の返事をしてくれた。まぁ、私生徒会に目を付けられてるからね。
インデースさんの所に行けば、ひとらんらんさん！？ゾムさん！？
と驚いていた。…ゾム、顔。
｢そうねぇ、まずはひとらんらん様とインデースさん踊ってみて｣
お願いします、と二人は踊り出した。踊り終える頃には時間は残り10分ほど。
｢ど、どうでしょう…｣
｢正直最悪よ…｣
｢えぇっ…！？｣
どこをどう直せばいいのかしら……
｢インデースさん。まず相手に合わせることに必死すぎ。手と足がバラバラになってるわよ…
ドレスなんか着てたらすぐに躓いて転んじゃうわ。…この前はフューラー様のエスコートがよっぽど良かったのね……｣
とりあえず言いたいことを言ったらショックを受けていた。
｢…落ち着きなさい、何を焦っているの｣
顔を上げて驚いた顔のインデースさん。私に教わるのにそんなに不安な顔されたらこっちが気分悪くなる。
｢あなた、私に教わるのよ？
焦らなくても人並みには踊れるようにしてあげるわ。あなたの頑張り次第だけどね｣
裏庭にインデースさんの声が響いた。
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こんにちは - 騙されましたほんとにめっちゃびっくりしました (2023年1月9日 0時) (
レス) @page47 id: 01cd7b0a2a (このIDを非表示/違反報告)
Nikotya* - 最後のやつ見事に騙されました(・ω・｀) (2021年8月11日 10時) (レス) id: 19e8c2f272 (このIDを非表示/違反報告)
とぅめぃとぅ - クリーパーとメルヘットとメンツーユはダメですってwwww (2021年5月30日 22時) (レス) id: fb32157b21 (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - 文章の書き方がとても美しいです...感情ののせかたがとても上手で初めのこねしまさんに髪を捕まれるところで夢主に感情移入してしまって思わず涙が出てきました。とても尊敬します...。 (2020年7月12日 17時) (レス) id: cfd7089d94 (このIDを非表示/違反報告)
maron(プロフ) - zmさんとsypさんとciさんの名前で笑いすぎて鼻水吹いちゃいました()どうしてくれるんですか() (2020年6月18日 16時) (レス) id: 18f49ca017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年3月28日 10時
