36話 ページ37
それから毎日、菜緒ちゃんが視界に入るように春千夜と過ごしていた。
まぁストーカー紛いのことをしている。
ひとりじゃないからまだ安心感あるよね。
あと私至上主義だからか、些細なことからも守ってくれてる。
虫とか、風で飛んでくる袋とか。
特に変なところはなく、マイキーと場地はスタメン、たまにあまり今回の事件に理解が及んでいないパーちんやペーやんと少し話していたり。
ペーやんは警戒気味だったなぁ。
時々たまたま会った壱番隊や、隊長たちがどちらの派閥でもない肆番隊、伍番隊の平隊員達とも少しずつ関わりを持っていった。
肆番隊の人に私の嘘の悪事をいったみたいだけど、全く信じてなかったよ。
むしろその後私の方来て「なんなんですかね、あのゴキブリ頭」と愚痴を零していて吹き出した。
それは中身の話なのか見た目の話なのか…もし見た目だとしたら全国のツインテールっ子達に土下座した方がいいよ。
「今のところ何にもないねぇ」
「……何も無さすぎて、ちょっと怖ぇくらいだわ…なんも起きないなんてことは無いはずだからよォ…Aもちゃんと気をつけとけよ。
まぁ何があってもこの春ちゃん様がまもってやるけどなァ」
旦那が頼り甲斐ありすぎる件について。
「…このまま動きが無いと何にも出来ないからなぁ。姫乃の方は何か動きあるといいけど」
「この様子じゃ何もねぇだろうなぁ……本当に監視なんか意味あんのかよ」
いつになく真剣な顔をしているから軽口で答える気にもなれなかった。
確かに、これで意味があるのかと言われたら…無いのかもしれない。
けれどこの喧嘩を終わらせる可能性はある。
少しでも賭けられるものに全部賭けたい。
けれど何事もなく、普通通りの日々が過ぎていく。
タケミっちとヒナちゃんの方も特に大きなことは無いらしい。
菜緒ちゃんの事だから姫乃に色々と仕掛けると思ってたんだけど…思ったより頭はいいのかも。
「春千夜〜…」
「ん〜?なぁに珍しく弱ってる顔してんだよ可愛いなァ…ほら、春ちゃんがよしよししてやるよ〜」
勉強を終わりにして、先にベッドに座っている春千夜に抱きつく。
落ち着くなぁ……
「疲れてんだろ、このまま寝ちまえ」
「うん……おやすみ」
背中を叩くリズムが心地よくて、そのまま眠りについた。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました!とても面白くて好きです! (2022年3月15日 12時) (レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか? (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ!!って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます! (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年9月11日 23時