15話 ページ16
「えっと…じゃあマイキーくんは、どうして姫乃さんが刺したと思ったんですか?」
「は?あんなの見たらわかるだろ。腕怪我してる菜緒と、足元にカッターがあった姫乃。見たままじゃねぇかよ」
「な、なるほど…じゃあドラケン君はなんで姫乃さんはやってないと?」
菜緒ちゃん派の人は、見たままのことを信
じて姫乃がやったと思ってるらしい。
はは、単細胞の集まり。言ったら殺されるけどね〜。
「これでも東卍創立から今までずっと一緒に居たんだよ。
姫乃がそんな事するわけないって事くらい、一緒に居た俺たちが1番知ってるはずなんだよ。
人も殴れねぇコイツが、人を切るなんてありえねぇ」
うわぁ、なんだろう説得力が違う。
さすドラだわ。
お互いの主張が分かったところで、口を開いたのは姫乃。
「…マイキーは、菜緒ちゃんのこと信じるんだね……」
「は?当たり前だろ」
「…っ私の話、少しはきいてくれてもっ…いいじゃない…っ!いつもならっ…いつもなら私の…私の事一番に考えてお話聞いて…くれるのに………なのに、全部…決めつけちゃって……酷い…っ」
ヒステリック起こして大粒の涙をボロボロと流しながら姫乃が駆け出した。
それを追いかけるドラケンと三ツ谷。
鳥居をくぐり、2人とも行ってしまった。残された千冬が少し可哀想。
「…場地さん」
「なんだよ千冬ぅ」
「見損なったわ、アンタを尊敬してた俺が馬鹿みてぇだ」
そう言い捨てて姫乃立ちを追いかけるように神社から出ていった。
「…みんなは、菜緒の事信じてくれるよねぇ……?」
「…当たり前だろ、自分からカッターなんて刺せるわけねぇし……」
「俺たちが今まで姫乃の事甘やかしてたからこうなったのかもな」
そんなやり取りを目の前で見せられているタケミっちがこっちを向いて助けを求めている。
「おい橘ぁ、助けてやれよ」
「…タケミチくん、頑張って!」
ヒナちゃんのエールで元気を取り戻したようだった。
「あのっ…七海さん……?」
「んー?なぁに菜緒ちゃん」
「手当ありがとぉございましたぁ……これからぁ、よろしくお願いしまぁす」
一丁前に喧嘩売りやがってこのクソアマ。
「ん、よろしくね」
めっちゃ買いたくない。無視しとこ。
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氷天(プロフ) - 成瀬鳴くんの名前出てきて、嬉しすぎてリアルに発狂しました!とても面白くて好きです! (2022年3月15日 12時) (レス) @page24 id: 99ee63215f (このIDを非表示/違反報告)
完熟済みの桃 - 名前とヒロインって何が違うんですか? (2022年2月27日 21時) (レス) id: f290e00cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - チョコボールじゃねぇよ!!って浪川の方の大輔さんですよねwwww頑張って下さい。応援してます! (2021年12月10日 20時) (レス) @page38 id: c74361b71e (このIDを非表示/違反報告)
冬樹 - なぜだろうwwなんだかこの夢小説嫌いになれないwwww私こういう夢小説苦手なのにwww・・・好き〜〜 (2021年12月5日 15時) (レス) id: 65db4188d5 (このIDを非表示/違反報告)
きなこだいふく - まだ途中までしか読んでないけど腹痛いww当たりまくる星座占いとか、どっかで見たようなCMとかww (2021年11月30日 21時) (レス) @page27 id: df29fd2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼岸桜+α | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2021年9月11日 23時