100話 共鳴の痛み ページ13
｢…せやぞ、お前らぁ……久々に監視室から出て飯食おうとしてんのになんでこんな暗いねん！飯は楽しく食うもんちゃうんか！？｣
普段は篭もりっぱなしのロボロさんが声を張る。
…こんなシリアスの時に悪いんやけど、俺ちゃんとロボロさんの姿見たのはじめてな気ぃするわ…
あと、思っとったより小さい。
｢…ほんま、声だけはでかいねんな｣
｢あぁ！？やかましいわ、静かやからそう聞こえるだけやろ｣
｢そんなことないですぅ〜、インカムから聞こえる声で何回も鼓膜破れてますぅ〜｣
｢ホンマにぶち破ったるか｣
調子を取り戻し始めた大先生に続いて皆が“いつも通り”になり始める。
シャオロンさんと、オスマンさんを除いて。
｢おいチィノォ…お前、Aならどうするかって考えたやろ？｣
｢お、流石ゾムさん。分かりましたか。本当にA先輩の事好きなんですねぇ｣
｢…たり前やん。Aならどないすんねやろって、俺も同じこと考えとってんから｣
好きの意味は違えど、俺らがA先輩の事が好きな事に変わりはないから。
｢…はよ、目ェ覚まさへんかな｣
｢せやな、とりあえず腹膨れるまで飯食わねぇとやってらんないわ。ほら、チーノ口開けぇ｣
あ。
｢いやいや、ゾムさん僕何歳だと思ってるんですか、一人で食べられますからｯｯ｣
｢そーんな遠慮せんでええって！ほら、はよ口開けんかい｣
あー…終わった、俺の腹終わった……
＿＿＿＿
＿＿
満腹を通りこしてなんて言っていいのか分からない位に満たされた腹をさすりながら何とか部屋に戻る。
ゾムさん、ホンマに容赦ない……
部屋に戻る廊下をトボトボと歩いていたその時。
頭にガツンという衝撃。目の前が一気に歪み立っていられなくなる。床に膝を着いて倒れ込む。
頭の痛みは治まらず徐々に響きが大きくなっていく。
唸りを上げるが、周りに人は居ない。
……A先輩だ。A先輩になにかあったんだ…！
なんなん、これ……痛くて仕方ないのに………不快感がない…！
奥の廊下に一瞬シャオロン隊長が見えた。
俺の姿を見て駆け寄ってくるが、俺は堪えきれずそのまま気を失ってしまった。
この世界に来て、何回気ぃ失えば気が済むねん…。
✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩
いや、ホントまじすんません。
高校2年目入ってからガチ忙しすぎて本腰入れて書いてるRKRNの方しか更新出来なくって…
また更新停止(気味)になっちゃうかもしれない…
続く (更新停止中)
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あまね(プロフ) - イヤァァァァアすきいああ (10月28日 17時) (
レス) @page13 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
食パン - やばい 今まで長いものは飽きて最後まで見れなかったのにこれはめっちゃ気になって最後まで見れた！！こんな神作作ってくれてありがとうございます！！！ (8月22日 22時) (レス) id: 5f87212f07 (このIDを非表示/違反報告)
さむちゃ - 更新ほしいです(泣)時間がかかってでもいいので更新待ってます！(体調には気をつけてください) (8月15日 19時) (レス) @page13 id: 3351acd640 (このIDを非表示/違反報告)
ミーツ - めっちゃ好き…悪女のキチ具合にビビりましたが、所々にあるz.mさんとのイチャイチャが尊い…ﾁ.ﾉさんのもう1人の僕感もいい…もう更新はないのかな…(泣) (2023年3月29日 17時) (レス) @page13 id: 99599f2a1c (このIDを非表示/違反報告)
坪見 - 聖女任命式の⊂n君と95話の最後のζⅿさんが本当にかっこよくて好きです。更新お待ちしております。 (2023年3月17日 1時) (レス) @page8 id: 6aab2ccb93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年10月3日 9時
