☆ ページ44
あれから数日、ちょくちょくみどりくんに会いに行っては普通に話せる仲になった。
今ではもう『どりみー』と呼ばせて貰えてる。
らっでぃ曰く、信用してる人とか仲良い人にしかあだ名は許してないらしい。嬉しみの極みですねぇ！！
｢でもまさかどりみーにそんな特技があったとは…すっげぇ｣
｢凄クナイ…普通｣
｢その普通が私には出来ないんだよなぁ…｣
どりみー機械類強すぎる。
｢将来はシステムエンジニアかな？｣
｢ソンナ凄イモノなれないから…｣
そう言いつつも嬉しそうに顔を綻ばせているところほんとに可愛い。
｢お、みどりお前Aにベッタリかよ｣
｢らだおクンよりは好きダヨ｣
｢枕濡らした…｣
懐かれてますねぇ私もどりみー好き。
｢おーい、らっだぁみど…って……チッ｣
相変わらず金の豚さんには会う度に舌打ちかまされてます。
｢ほんま、みどりにも手ぇ出すとか…｣
｢きょーさん…｣
｢きょーサン違クテ…｣
聞く耳持たずか。…まぁ仕方がない。
この人は例外だ。
悪い原因は金豚さんにある訳じゃない。だからこそ早く原因をぶっ潰したい(にっこり)
｢…きょーさんには俺からも言ってるんだけど…｣
｢仕方ないよ。……でも、それだけ金豚さんが友達思いってことなんでしょ？｣
その友達に、私が入れるように頑張ってみるだけ。
｢…大丈夫、ちゃんと話してないだけ……話して分かることって結構あると思わない？｣
Aらしいね、と苦笑いされる。
｢キョーさんカラナニカされたらオレに言ってね。BANするから｣
…社会的にって事っすかねぇ……どりみー怖いよ！？
…とにかく、話す。それが大切な気がする！！
｢…なんや、お前か｣
放課後、屋上に行けばそこにしかめっ面をした金豚さんがいた。
｢なんの用や…｣
｢…ちゃんと話してみようと思って。私何も知らないし、あなた達がそこまで生徒会を嫌う理由が分かっていないので…｣
手すりに寄りかかる金豚さんの隣に行く。特に追い返そうとはせずに黙って私を見ていた。
｢…先に聞いてもええか｣
｢なんでしょうか｣
｢……らっだぁとかどりみー裏切ろうとしてる訳ちゃうんやな？｣
肯定の意を込めて、しっかりと頷く。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2065人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
素敵帽子(プロフ) - 初コメ失礼します。夢主ちゃんかっこよい。クラスの人たちいい人すぎないか？流石に好き。最&高ですわ (8月19日 4時) (
レス) @page28 id: 2970d95ac0 (このIDを非表示/違反報告)
すん - 初コメ失礼します。好きでs（（殴 (2022年10月3日 16時) (レス) @page36 id: 4e91283124 (このIDを非表示/違反報告)
りす - 夢主ちゃんがほんとに自分みたいでお父さんの名前もうちの父親と同じなの吹きました(( (2022年2月11日 7時) (レス) @page36 id: e4d1b8e741 (このIDを非表示/違反報告)
紺 - 夢主カッコいいな (2021年9月7日 21時) (レス) id: b406379d0b (このIDを非表示/違反報告)
サキ - すんごい遅れてるコメ失礼します。。少林寺拳法がでてくるとは、おもわなくてコメしちゃいました！夢主ちゃんと自分の口の悪さが似てるww (2021年7月28日 23時) (レス) id: 71dec2e12f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸桜＋α
| 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2020年6月21日 8時
