私の新衣装戦争(ポロロッチョ、13、Voidoll) ページ46
正月は、眠っていたいものだと思う。だが、悪友の一人はそうでも無いらしく。
｢ほら！起きなさいベイビー達！｣
｢え｣
｢おいおい、このクソ寒い中出かけるってのかよ……｣
コタツの中に体をすっぽりと収め、長い髪と頭だけを出して既に寝るモードの私。今日のうちで、13に髪を踏まれた回数は数えるのも面倒になる程だ。
私の髪を踏みやがった当の本人、13はと言えば……同じコタツの中に下半身を収め、私の買い貯めたアイスを食べていた。しかも無断で。コイツにはいつか痛い目を見せようと思う。
｢当たり前でしょ！ベイビー達、ハッピーニューイヤーよ？ジャパニーズでは、『正月は初詣』って聞いてるんだから！｣
そんな私達を見て、私よりも女らしくプリプリと怒ってみせるポロロッチョ。冬なのにその格好は寒くないんだろうかと思う。
さて、出かけたくない私達二人。目も合わせていないのに、息ぴったりに言い訳を重ねる。
｢ポロロッチョ？日本にはね、『寝正月』って言葉もあるんだよ｣
｢そそ。それにボクちゃん死神様よ？日本の神様なんざ、喧嘩売りにしか行けねーよ｣
｢それなー｣
適当な同意を示すと、｢そこは否定してくれよ、A……｣と言われる。自分で言ったことだろうが、とは思ったが一応謝っておいた。私えらーい。
だが、13の自虐には少し反応したらしく、何か考える素振りを見せるポロロッチョ。
｢それもそうよね……わかったわ。なら、私も考えがあるの｣
ポロロッチョが、私の洋服タンスを引っ掻き回す。コイツら、ここが私の部屋だとわかっているのだろうか？人のプライバシーを侵害し過ぎじゃないのか？いつもの事で言うのも面倒になったけれども。
｢何探してんのー？｣
｢チェリーパイ！！！あったわ！さあ13、これでどうかしら？｣
なにか見つけたようで、引っ張り出しては13に突き出す。物は、コタツにかぶさってしまって、私にはよく見えない。何かあったか？
｢……乗った。イイぜ、そんなら出てやろうじゃあねーの｣
コタツから這い出た13が私に近づく。私側からコタツの中に手を入れたかと思うと、いきなり私の脇の下に腕を通しやがった。ここまで来れば、流石に抵抗する。
｢うわ！何するんだよ！やめろよ！｣
｢いいだろー？大丈夫だって。俺を信じろ、な？｣
｢い！や！だ！私はコタツから出ない！｣
｢大丈夫よ、A。ちょっとおめかしするだけ。怖くないわ！｣
｢怖いとかじゃ……おい待てお前ら？あ、ああああ！！！｣
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
