続き ページ40
｢なあ、チーム戦にしねぇか？｣
13の一言で、2対2の賭け事が決まった。
さて、あの後毒牙にかかったお子様達はどうなったか。結果を言えば……
｢はい、オープン｣
｢フラッシュだ！｣
｢……ストレート｣
｢ざぁんねん。エースのファイブカード｣
｢はい、ボクちゃん達の勝ちー。同じくエースのファイブカードだ｣
大人気もなくイカサマし放題。最強の役を連続で出す。たまに、怪しまれないようにブタを出したりもしたが。
ずるい大人は、お子様達のチップを減らしていく。途中、マルコスは気付いて降りようとするが、アタリが言うことを聞かない。
｢クソっ！今度こそ！｣
｢アタリくん！これ以上負けたら……！｣
慌てるマルコス。手網が握れなくて困っているのだろう。だが、こちらは余裕綽々。ニヤニヤと笑いながら煽っていく。
｢マルコスくーん、お姉さん知ってるよ？君ィ、株で大儲けして、りりかちゃんグッズ買うお金を調達してるよねー？｣
｢ぅ……｣
｢へー、そうなんだなー。んじゃあ、俺らにクリスマスプレゼントくれよ？焼肉なんて訳ねえよなぁ？マールコース？｣
アタリにはわからないだろうが、マルコスにとっては私達が悪魔にでも見えているだろう。
｢ず、ずるいじゃないか！僕達みたいな子供にそんな事！｣
｢大人はずるいもんだよ？いつだってね｣
｢そーだぜー？乗った方が悪ぃってこった｣
極悪非道な大人の見本。そんな事を言ってのける私達。だが、今回はサービスと役をつけてやり、こちらはブタにした。流石に面白くないし。
けれど、今回はマルコスが実権を握ったのか、｢今回は降りるよ！また何かしてるんでしょ｣などと告げた。
こちらは大笑い。
｢ごちそーさん。俺はブタだったのになぁ？｣
｢私もー！！！ブラフに乗っちゃったぁ？｣
残り、お子様のチップは一枚。残りの全てのチップはこちら側。
｢……仕方ないよね……僕が奢るよ……｣
｢マルコス！｣
もはや諦めたのか、マルコスがギブアップ発言をした。私達、大人組は大人とは思えないようなハイタッチをしていた。
｢いぇーい。ナイスぅ、サーティーン｣
｢Aもよくやったな？こんなに上手くいくとは思ってなかったぜ｣
ゲラゲラと、悪魔のような笑いがリビングにこだました。
＿＿＿＿＿
｢あれ？伝票が……｣
｢お会計でしたら、女性の方から既に頂いております｣
＿＿＿＿
｢アホだな。結局、Aが全額払ってんじゃねーか｣
｢子供に奢らせんのは流石にね？それだけだよ｣
強がりにも限界はある(マルコス、アダム)→←メリークルシミマス(アタリ、13、マルコス)
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
