続き ページ34
｢｢あ〜……｣｣
二人から同時に声が上がる。言われてみれば、という事なのだろう。
｢エンバーミングしてんのかな？棺からはなんも臭わないし｣
｢わかんねーよ？ルチアーノのおっさんの事だ。時止めてんのかもな｣
｢私はエンバーミング論に賛成よ。流石に永遠には止められないわ｣
一つの雑学から、話はルチアーノの奥さんの話に。少し似通った部分があり、気になったのだ。三人で、酒と議論が広がる。
｢そうかー？あのおっさんの事だから、いけんじゃね？｣
｢いいやー……ないわー……｣
｢もしかしたら、ミイラ化とかしてそうじゃないかしら？｣
今度は、13と私の口から感嘆の声が漏れる。
｢なるほど。ありそう｣
｢あの棺ん中、どうなってんだろうな｣
｢というより、墓である棺を肌身離さず持ってるってどうなの？｣
｢ワテクシには何も言えないわね｣
議論が熱くなれば、酒の量も減ってくる。いつの間にか、私達全員で13のボトルウイスキーを飲む流れになっていた。
｢店員さーん！ボトル2本！！！お願いしまーす！｣
もはやベルすら鳴らさず叫ぶ私は、ベロ酔いしていた。13も勿論ベロンベロンだが、ポロロッチョも珍しく酔っていた。
｢てか、棺持ってて犯罪にならない？奥さんの親族とかに通報されてもおかしくないよ？｣
｢殺してんじゃね？｣
｢殺し屋だものねぇ……｣
妙に納得してる二人に、今度は私が驚かされる。目を見張る私を見て、不思議そうな顔をする2人。
｢え！？奥さんの家族ってそんな簡単に殺せる！？｣
｢殺せんだろ｣
｢いけるわね、職業が職業だもの｣
｢なるほど……｣
なんて話してる間に、いつの間にか眠くなってしまい……私は意識を飛ばした。
＿＿＿＿＿＿＿
｢あーあ……どーすんだこれ？｣
｢飲ませすぎちゃったわね……でも、今日の話は結構面白かったわ｣
眠ったAを見つめるワテクシ達。話を持ち出した張本人が寝ちゃうんだもの。議論はここでストップしたわ。
｢まあ、教養と酒の弱さはトップレベルだしなぁ、コイツ｣
無防備に寝ている頬をニヤニヤしながらつつく13。全く、どっちも困ったベイビーね！
｢ダメよ！起きちゃったらどうするの！｣
｢いや……そこは起こそうぜ？居酒屋で寝られても困るっての……｣
眉間に皺を寄せながら言われてしまったわ。確かにそうなのよね。でも、こんなに幸せそうに眠ってるんだもの。起こしちゃ可哀想じゃない。
｢……仕方ねーな。おぶって帰るか｣
｢それがいいわ。そうしましょ｣
大掃除(13、ポロロッチョ、まとい)→←不純組の会話(13、ポロロッチョ)
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
