誘い、断り、酒と宴と(13) ページ4
コツコツとローヒールのブーツが床を鳴らす。私の特注品。
長袖ニットは、袖は長くて胴は短い。その為へそは常に出ている状態だ。だが、ジーンズは長い丈であり、ボタン無しのロングコートに身を包む。寧ろ、出しているのはへそくらいだ。肌色成分はない……はずなのだが……
「よおAちゃーん。相っ変わらず良いカラダしてんな？俺にも抱かせてくれや、ビッチちゃぁん？」
言いながら、ドスッと肩に腕を回してくるこの男。13と呼ばれる死神である。
口調はチャラく、短気な男だが……腕は確かだ。近接も遠距離もこなす。分類はガンナーらしいが。
「そりゃどうも。上位互換様にそう言って貰えると、私としても有難いねー。ホントに乗っけてくれるわけ？」
「おうよー。ボクちゃん嘘ついたことは無いんだぜ？」
「デマカセばっかりの間違いでしょ。でも、立ち話もなんだし、私の部屋来なよ」
廊下のど真ん中でやってるため、結構な通行の邪魔だ。そう考え、こちらのホームに誘った。アウェイでは話し合いたくない相手である。
誘われた本人はと言うと、よくわかってるぅ！なんて調子のいい返事を返した。
黒い影が2人。今では余り珍しくもなくなった私と彼のペア。だが、やはり何かを思う者もいるらしい。基本、どうでもいいのだが。
「さ、どうぞオジョーサン？」
私の部屋の前に来れば、部屋の主より先にドアノブに手を伸ばした彼。本当になんというか……図々しいような気がしてならない。だが、こちらもニッコリと嫌味を返すように言葉を紡ぐ。
「どーも、上位互換さん」
二人が部屋に入れば、先にドスッとソファを陣取るのは13である。
「あー……だりぃ……」
私はと言えば、ウイスキーと二つのグラスを部屋のテーブルに置いた。
「聞き飽きたよ。それで？今回はどうしたのさ」
「バッカか？てめぇは。目的なんて一個しかねえだろ」
彼は、ソファに前かがみになると、ウイスキーのボトルとグラスを引っつかんだ。グラスに注げば、一気に煽る。
対する私は見てるだけだ。
「生憎、今日は乗り気じゃない」
「んだよこのセ＿＿ス狂いが……俺のは要らねえってか？ん？」
「そうじゃないよ」
控えめにクスクスと笑う私が気に食わないのか、銃口を眉間に当てられる。と同時に、私も彼へと銃口を向けた。
「んじゃあどういう事だ？あ？」
「月経だよ。てか、まあ、擬似月経？」
首を傾げる私の真横スレスレで弾を発射した13。かく言う私も同じ行動をしているのだけれども。
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jazz(プロフ) - デラックスお餅さん» 純粋な感想ありがとうございます！何かネタが降ってきたら書けるんですがね……（笑）「コメント アリガトウゴザイマス。コレカラモ ヨロシクオネガイ シマス」 (2019年1月26日 22時) (
レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
デラックスお餅 - 面白い！次回に期待... (2019年1月26日 20時) (レス) id: 38e0588fa2 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» ありがとうございます！13は絶対お酒好きだろと思いましてつい← ｢コメント アリガトウ ゴザイマス。アノ二人 ニハ テヲ ヤイテ イマスガ……イワレタ 本人達ハ トテモ喜ンデ イマスヨ｣ (2018年12月22日 20時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - お酒で直ぐにつられるサティとビッチちゃんがかわええ (2018年12月22日 20時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
jazz(プロフ) - ゲスミンさん» ｢ワタシニ コウイヲ ムケラレマシタカ？ムダガ スキナ ニンゲンラシイ コウドウ デスネ。コレカラモ カンサツ ヲ ツヅケテイキマス｣ご愛読、またご感想、ありがとうございます。 (2018年12月10日 12時) (レス) id: 915e79c273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jazz | 作成日時：2018年11月30日 19時
