今日から守護神になります！【野坂悠馬】 (ページ8)

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7話・ストレスならば… ページ8

『てりゃぁあああ!!!!』

木が倒れていく。
幽霊になったおかげで、数十倍の力が出せるようになった。

人を葬ってしまうぐらいの力を持っている……。
使い方を間違ったら……。

私の顔が青ざめる。
やっぱり、当分の間は封印しとくか……。

『暇だなぁあああーーー！！！』

周りに響く。
と言っても、誰も聴こえる訳がない。

聴こえるとしたら、あの二人。
かなり反応している。

一礼し、謝罪する。

『ぎゃっ…!』

バチが当たったかのように、滑り転ぶ。
凄い物音がし、野坂くんは溜め息をつく。

野坂「ねぇ、迷惑かけないでよ。」

『すみません……。皆さんに見えたなら良かったんだけど……。』

野坂「僕のストレスを溜めるつもり……？」

『え……。調べて来ます!ストレス解消法!』

野坂「君が居なくなるのが、解消法なんだけど。」

『なっ……。わ、分かりました。どっか消えます。貴方の中の私の記憶を消せばいいんですよ。そしたら、見えなくなる。だから……。』

私は彼の頭の前に手を出した。

出来るか分からないけれども、出来るとしたら。

『貴方の、私への記憶を消します。』

私がそういうと、青白い光が出てきて、彼の記憶が見えてきた。

けれども、その光は消えた。

野坂「やめてくれない。」

『な、何で??』

彼の目は真剣そのもの。

野坂「記憶だけは、消さないでほしい。」

『じゃあ、私は旅たてとの……?』

野坂「……。違う……。」

『じゃあ、早くっ……?!』

私は、彼に壁に追い詰められた。

野坂「君と言う存在が……「野坂さん、次の試合の……こ……。」」

何と、一星くんがやってきた。

一星が頬を赤らめて、「すみませんでした!!!!」と走って行った。

『で、何ですか?』

野坂「いゃ、何でもないよ。でも、静かにしててくれれば、居ていいから。」

そのまま、彼は何処かへ行ってしまった。
とても、忙しいのだろう。