今日から守護神になります！【野坂悠馬】 (ページ24)

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23話・こんな自分の居場所は？ページ24

西蔭「貴方はこれからどうするんですか?」

『一応……皆の所には戻るけど……。』

正直、皆とは顔も合わせたくない。

皆にどう思われたか、一番自分が分かってる＿＿＿。

『先、行っててもらえるかな?私、後から行くから。』

私は、笑ったつもりだけど、どうだろうか。

彼は、軽く頷いて去って行った。

仲直りって……どうすれば出来るのかな。

友達なんて居なかったから分からないや。

いゃ……居たのかもしれない。

空を見上げれば星が輝いてみえる。
けれども、滲んで見えない。

『皆さんごめんなさい……。野坂くんも…ごめんなさいです……。』

私は、服の袖で涙を拭いた。

『誰に言ってんだ自分……。誰に聞こえるって言うんだよ……。神様か。神なんているのか……？』

一瞬笑ってしまったが、居たときに失礼だと思い考えるのをやめた。

てか、自分が守護神って言ってるってことは、ある意味神様なんだ。

『さてと、帰ろう。』

私が一歩踏み出すと、目の前を人がよぎった。
一瞬戸惑ったが、また歩き出す。

「-----。」(動くな。)

にしても、避けないかな普通。
あんなギリギリに通る人いないと思うけどな。

私の横をさっきの数倍の速さで何かが通りすぎる。

恐る恐る振り返ると……、拳銃を持った人が。

「-------------。」(だから動くなと言ったに。)

私の頭には色々な考えが浮かんだ。

ただの強盗帰りの人。

拳銃の密輸者。

それとも、殺人犯か＿＿＿。

『あの、何か用ですか。用がなかったら帰りたいんですけど。』

「----------。」(さっきの物見たか。)

『……。』

言ってる事がわかんねぇえぇ!!!!
英語だめ、マジだめ……。

勉強してないのに海外来ちゃったよ……!!!

めっちゃ、相手の人唖然としてる……。

このまま動いたら撃たれるだろうなー。

適当に誤魔化す……？

『イイイ、イングリッシュ、ノ、ノオー。』

めっちゃ、片言っ!

これで通じるのか……?

「……。」

通じてるーー?!

そして、その人は去って行った。

これ、警察案件だよね。うん。
通報？あ、でも日本語じゃ通じないかー。

ん？メールだ。

「早く帰って来なよ。」

何だ、私戻っていいんだ……。

「了解です。追伸、ごめんなさいです。」

思わず微笑する。

すぐに返信が返ってきた。

「それ、さっきも言ってた。」