顔が良いのは色々とズルい！！【スタマイ】

バレンタイン ページ8

今日は2月14日

世間では、バレンタインという企業のイベントに嵌った人間が騒ぎ立てている

いつもより機嫌が悪い？気の所為でしょ

別に修羅場の中、他の課の女性が色めきたっているのを鬱陶しいとは思ってない

服部「Aーアノ情報ある？あと、今夜突入だからよろしくー」

「ありますよ！全て私が手配するのでご心配なく。あと、蒼生さん司さん、私のデスクに終わったプロファイル置いてますので、空いている時間に見てください。夏樹さんは、私のスマホに例のデータが入っているので、夜までにホシをしょっぴいてください！！」

夏樹「A、ありがとう！今から行ってくるよ」

兄さんに書類を渡し、夏樹さんに3代目のスマホをぶん投げ、私も夜に向けて準備をしている時だった

秀助「ごめん、Aちゃん。俺が担当してるヤマの情報も集めてくれない？」

また仕事が増えたのは
今月は、何故か大きな事件が立て続けに起こっている。特に、今週はヤバい
全然ヤマが片付かないのだ
私は三徹目で兄さんは四徹目だ。他の人も殆ど寝ていない。それくらい忙しいのだ

神様、私もバレンタインを楽しみたかったです
今だけ他の課の女性が羨ましい

「今からマトリの方に行くので、情報は帰ってからお渡しします」

秀助「助かるよ〜落ち着いたら、チョコ買ってあげるね」

疲れのあまり頭のネジが飛んだのか、私を抱きしめて頭を撫でだした秀さん
髪が乱れるのでやめて欲しい

「私、フランスのチョコが良いです。それでは行ってきます」

マトリに行きながら情報を集めるが、量が多い……
ヤマが全て片付いたら、休みをもぎ取ろうかな
それくらいの働きはしてるから許して欲しい

「おはようございます。関さん居ますか？」

樹「おはよう、A。随分早いな……関さんならまだ来てないぞ」

あっ、今7時だった……
とうとう時間感覚まで狂ったか

「そうですか……庁舎から来ましたので…捜査一課は修羅場の真っ只中なので、しばらく帰ってないんですよ」

樹「……なら、関さんが来るまで此処で休んでいけ」

「それは皆さんに悪いので、伝言をお願いします」

樹「そうか」

「シールを貼ってある方の封筒が、今夜突入する案件についてです。これで確定だと思ってくれて構いません。貼ってない方は、頼まれていた情報です。では、今夜会いましょうね」

伝言をお願いして、急いで庁舎に向かった

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