顔が良いのは色々とズルい！！【スタマイ】

１話 ページ3

服部「悪いね〜三課で楽しんでた所を引き抜いちゃって」

「元から一課に行くつもりだったから気にしないでよ。それに、あそこは刺激が足らなかったんだよねぇ〜」

それに、足の引っ張り合いも多くてうんざりしていたのだ

服部「あの事については誰にもバレてないよな？」

「もちろん。でも、一課の人には話すの？」

服部「一部だけに話すつもり。それと、マトリ」

「マトリも？」

服部「よく合同調査してるからねぇ。知ってた方が良いでしょ」

「ふーん…まあ、兄さんに任せるよ」

ダラダラと話しながら廊下を歩いていく。これから配属される場所と私達の空気は、きっと真逆だろう

部屋に近づくにつれて、中の話し声がはっきりと聞こえてきた

服部「朝から元気なこってぇ〜」

「いつもこんな感じなの？」

服部「マトリちゃんがいる時は、大体こんな感じかなぁ」

「へーあのマトリさんかぁ」

仲良くなれるかな？
兄さんから珍獣とは聞いているけど、一体どんな人なのだろう
そして、私はここでやっていけるだろうか
兄さん達の役に立てるだろうか

これからの先の事はまだ分からないので、不安は大きい。でも、今は好奇心の方が大きかった

服部「おはよ〜今日から配属された子を連れてきたよ〜」

兄さんに背中を押され、私は一歩前に出た

「おはようございます。今日からここに配属されました服部Aです。よろしくお願いします」

挨拶をしながら思ったことがある、ここは顔が良い人が多い
兄さん、引き抜いてくれてありがとう。ここは天国だ

兄さんの適当な紹介を聞きながら、私は一人の男性に目がいった

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