不思議な人が19人 ページ24
ポツポツ
『...。あ、雨...』
傘...は流石にないな...
ここから家はさほど遠くはないし、問題は無さそうだなぁ。
沖矢『ここに泊まりますか?』
『遠慮します。』
明日は朝から任務があるから...。
と言っても下見だけど...。
沖矢『でも、送れませんよ?もう飲んでしまってるので。』
『走って帰れば問題は無いです。』
沖矢『いえ、風邪引きますので泊まってください。』
『なら傘貸してください。明日返しに行きますし。どれだけ泊まらせたいんですか?』
私は人の家に泊まるのも人が家に泊まるのも正直好きじゃない。
その時ひとりの時間がないし。
この仕事がバレたら、サツに通報されたら大変だし。
沖矢『すみません。心配なんですよ。いつか消えてしまいそうで。』
『消える?』
何言ってるんだ。こいつは。
『馬鹿なこと言わないでください。私は消えませんよ。何が心配か分かりませんが、私はそんなヤワじゃない。』
沖矢『そうですか。じゃあ傘、貸しますね。』
そして私はシンプルな傘を受け取った。
メンズ用だからデカイな。
『夕ご飯ありがとうございます。それでは』
沖矢『...最後にひとついいですか?』
『なんです...か?』
その瞬間どこかで見たことのある瞳が現れた。
翡翠色の瞳。目の下の隈。私の知ってる中でこんな奴は一人しかいない
ライ...やはり生きてたか...
沖矢『何故あなたのような人が手を汚してるのですか?』
「なぜ手を汚すんだ」
...。なんでだろう。覚えてはないな
『さぁ。ライには関係ないんじゃない。じゃあ...ね。』
私は雨の中1人歩いて出ていった。
ーー
『ライ。終えたわ。』
ライ『...ローズか相変わらず早いな』
『...お世辞は聞かないと言ってるじゃないか。』
ライ『ひとつ聞きたいんだが...なぜお前は組織に言わない?俺の事を彼らの事も』
『悪いけどその質問は受け付けない主義だから。』
ライ『秘密主義か?』
『違うかな。貴方に興味が無いから』
ライ『本当にローズは優しい...なぜ手を汚すんだ』
『秘密。探られるの好きじゃないから。』
ライ『...そうか。』
『貴方は私にとってとても怖い存在だよ。』
ライ『奇遇だな。俺もだ。』
ーー
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赤谷ちゃん(プロフ) - 食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)さん» ありがとうございます! (2019年9月21日 22時) (レス) id: 201b3a5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
食物連鎖の頂点に立ったササミ(国産)(プロフ) - テスト大変ですよね、、私の場合は受験生なので尚更です(白目)初期の頃から見ております!更新全力で応援します!(//∇//) (2019年9月21日 21時) (レス) id: 1320405534 (このIDを非表示/違反報告)
赤谷ちゃん(プロフ) - 千草さん» ありがとうございます! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 201b3a5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
千草 - 夢主ちゃんめっちゃ好みです…。これからも頑張ってください (2019年9月16日 9時) (レス) id: 6cd1b52fdc (このIDを非表示/違反報告)
赤谷ちゃん(プロフ) - とりももにく。さん» ありがとうございます! (2019年9月15日 15時) (レス) id: 201b3a5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤谷ちゃん | 作成日時:2019年9月14日 21時