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｢私、こんなに笑いのツボ浅かったかな……というか表情筋痛い……んフッ……アハッww｣
そう言いながらまだケラケラと笑い、笑いすぎて瞳から涙が溢れるA
夏油｢…………私は今の君が好きだよ、うん……いつも素敵だけど今の笑顔はとびきり素敵だ｣
｢あははっ、夏油くんって誑しとか言われない？今すっごく誑し発言｣
そう言ったAはまた紅茶をカップに注いだ
｢夏油くんもいる？紅茶｣
夏油｢……ああ、貰うよ｣
Aは慣れた手つきで紅茶の準備をし、夏油にカップを渡し、自身の席についた
｢ごめんね、本心……こいつ頭でも打ったのか？なんて失礼な事を考えてしまったよ……まあ未だにそう思うけど｣
夏油｢そこは否定しようか｣
｢ふふっ、人と話すのってこんなに楽しいものなんだね……はぁ……笑いすぎて腹筋が痛いよ
まあ……うん、夏油くんにならいいかもね｣
そう笑ったAはゴクッと紅茶を飲み込む
｢夏油くん……いや、傑、もし……もし良かったらさ、今度私の愚痴聞いてくれないかな｣
Aは眉を下げ笑った、よく見ればAの耳は少し赤くなっており、それに気づいた夏油は嬉しそうに笑った
夏油｢じゃあその時は私の愚痴も聞いてくれ｣
｢ふふっ……うん、いつでも聞くよ｣
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私と歌姫の関係は友達
そこに改めて気付かされた
でも、うん……そうだよね
いや、友達と言うより親友
いや、そんなのおこがましいか
私には友達でいてくれるだけで充分だ
……いや、普通に接してくれるだけで充分だ
そして今日、まだ新たに心を開いてもいい存在が増えた……かもしれない。
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作者名：なた | 作成日時：2021年2月14日 21時
