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『無敵でも熱には勝てない』 ページ22

五条「今日のお前なんかおかしくね?」





その一言が事の始まりであった______








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今日朝起きて思ったことは頭が痛く怠い……だった。






だがAは気にせず任務をこなし時間が空いたついでに高専に帰ってきたのだ



そんな時、丁度五条と出会したAは笑顔で「おはよう」と挨拶をし、横を通り過ぎようと思えば五条に腕を掴まれた




「…………悟?どうしたの」




五条「今日のお前おかしくね?」





「そうかな、いつもと同じだと思うけど」




と言うが五条は納得せずAの額に手を当てた





五条「うっっわ、お前この熱で任務行ってたのかよ……阿呆だな」



「熱……あ、あぁ……通りでいつもよりも体調が悪いわけだね……けど、次も任務があるの少し休みたいから話してくれないかな?」



五条「はぁ?これで任務行くとか阿呆すぎ、病人はベットでおねんねしてろっての!」



「ハハッ、そうしたいのは山々だけど任務がある、だから離して」




五条「チッ……仕方ねえから任務行ってやんよ」



「………………ごめん、幻聴が聞こえるな」



五条「殴られてえの?」




「冗談、冗談」



五条「っつー事で部屋行くぞ」




「何事も無かったかのように担がないでくれるかな?」





腹に肩が当たって苦しいんですが……というか自分で歩けるんですが???





五条はAの言葉を無視しAの部屋のドアを開けた








そして第一声の言葉が……


五条「うっわ……殺風景、必要最低限しか置いてない感じ女子力の欠片もねえな」




これだ。




君はは私の部屋をディスりにきたの?






五条はバサッとAをベットに投げ布団をかける



「……病人なんだから丁重に扱ってくれると嬉しいな」





五条「この悟様がここまでやってんだ、文句言うんじゃねーっての



じゃあ俺、なんか買ってくるからここ動くんじゃねえぞ、動いたら殺す。」





そう笑い五条はAの部屋を出た





一人部屋に残されたAはふっと笑みがこぼれる




「不器用だね、ホント……」

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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