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本当にこの男は何を言ってるんだろうか?




てか私に可愛いはまじで地雷だからやめて欲しい、かっこいいや美人って言われた方がジャンプして喜べる………………いや、今のは言い過ぎだけど。





庵「ちょっと、私が居ること忘れてない?」




ごめんね、歌姫……正直忘れていました





五条「てか歌姫とコイツってどう言う関係なんだよ、いつもガードがかたいこいつが懐くなんてなんかで釣ったのかよ」




人を動物扱いするな……




庵「てかなんも釣ってないから


まあ初めの頃は私にもガード高かったけど、今となってはいい思い出だわ」



「歌姫?もういいでしょう……」



五条「で、どうやってコイツと関係深めたんだよ」



「悟……もういいでしょう、部屋に帰って早く寝なさい。」



庵「あっ、そうよ、なんであんたに私達の関係教えなきゃいけないのよ!」




いや、気づくの遅いからね?歌姫……





五条「チッ」





はぁ、それにしても厄介な相手に私の性格を(少し)知られたものだ……





庵「って、もうこんな時間……私行くね、おやすみA」




「おやすみ歌姫、良い夢を」




Aは歌姫に手をヒラヒラと振り見送った




そして横にいる悟に向き直るAは真剣な眼差しで五条を見つめた




「…………悟、他人の心にズカズカ入るものじゃないよ」




五条「……あ?なんだよ急に」





「二度と私のことについて歌姫から聞かないでって言ってんの……」




Aは目の色を変え五条の服をぎゅっと掴んだ




「他人に土足で私のテリトリーにズカズカ入られんの嫌いなんだよね」



五条「……。」




今まで見たことの無いAの顔つき、声音、態度に五条は一瞬固まった。




バサッと手を離したAは、またいつもの表情に戻り、ニコッと笑った





「私が知りたいのなら、まず貴方の態度を改めるべきだよ」




Aは冷たく笑い、部屋から出ていった






そして只々突っ立っている五条は、ハッと我に返り、何かを考えるように自室へと戻って行った。

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作者名:なた | 作成日時:2021年2月14日 21時

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