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それからAは五条に色々な所に連れ回された
五条「あっ、そろそろ花火上がる時間じゃない?」
五条はスマホの画面を操作し、ちらっと空を見た
五条「見通しいい所探してあるから行こ」
五条はニコッと笑いAの手を引いた
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五条に連れてこられたのは花火会場から離れた河川敷だった
河川敷には少しばかりのカップルが座っている
五条「あ〜、やっぱり人いるか……ま、いいや座ろA」
「ええ」
2人腰を下ろし体を伸ばした
「ふぅ、おばさんには足腰堪えるわね」
五条「だからそれ見た目と合ってないって」
「デートなんて若返った気分ね」
五条「だから本当に見た目にあってない()」
「ふふっ、けど本当の事よ
この歳になってデートなんて少し気恥しいわ」
あはは……とAは笑う
五条「ねえA」
「……?」
五条「今日……楽しかった?」
「?、当たり前じゃない、楽しかったわ」
五条「……本当?」
「……悟?」
五条「Aさ……苦痛に感じてない?」
「…………。」
五条「……ごめん、けどさ…………いや、ごめん、何でもない」
「…………いいのよ、悟のせいじゃないわ
けど、思うのよ……こんな事をしてていいのかって……こんな私が幸せなんて感じちゃいけないのかもって……
そう思うと……本当に"苦痛"よ」
五条「殺してるって言うけどさ
その分お前は色々な人助けてんじゃん
僕はそれだけでも償えてると思うよ
それに幸せになっちゃいけない奴なんて……いや、いるか
幸せになっちゃいけねえのはいる
それは償おうとも思わず、罪から目を背け、またその罪を繰り返す人達だ
Aは違うでしょ?
償おうと思ってる
その死に罪を感じている、自分が幸せになってはいけないという……それがせめてもの罪滅ぼしと」
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なた(プロフ) - どうか……リクエストをっ!!!!私のネタが尽きる前に……(泣) (2021年4月2日 22時) (レス) id: 3e972fe888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なた | 作成日時:2021年3月20日 21時