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Prolog ページ1

『…死にたい』


学校の屋上でポツリと呟いた。


「なら、一緒に死ぬか?」


後ろから聞こえた声に、思わず振り返る。


『猿山先生…』


とても大好きな彼の姿に思わず安堵してしまった。
今から死ぬと言うのに。


『ねぇ先生、前世って信じますか?』

「前世〜?まぁあると思うぞ?」

『…私は、人間なのでしょうか』

「子供が話す話じゃないな?」

『先生は…私を救ってくれますか?』

「救えるかは分からない」

『そう、ですか…』

「でも、努力はできる」

『えっと…』

「七海、俺と生きてみないか?」

『…喜んで』


目の前の先生が今日はやけに黒く、青く輝いていた。

Angel→



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作者名:狐の巫女 | 作者ホームページ:青の薔薇と紫の薔薇  
作成日時:2022年12月19日 0時

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