【d！】バラ科アレルギーは薔薇が好き (ページ2)

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Rose ページ2

まい「そういえばみぃさんは何組ですか？」

『わからんち』

まい「職員室行きますか」

『おk』

そう言って僕とまいは歩きだす

ん〜…あの人達何だったんだろ

まい「はぁ…面倒臭いことになりました…」

『どういうこと？』

まい「…あの方々は生徒会役員でして、門の所に居た方々は生徒会の熱狂的ファンです」

『うげ…』

まい「みぃさんは自ら面倒事に首を突っ込んだのと同義です」

『なんであんな所に居るんだろって思ってたら生徒会かい』

まい「まぁ…いずれそうなるとは思っていましたが」

生徒会(＋イケメン)＋信者

＝めんどくさい

『はぁぁぁぁぁぁ…』

まい「まぁまぁ、職員室に着きましたよ」

『…ん』

まい「ON/OFF激しいですね…」

目をつけられたくないから普段は無口で居る

もう目をつけられちゃったけど

まいは職員室の扉をノックし、開けた

まい「失礼致します。高等部1年3組の氷山まいです。転校生を連れてまいりました」

？「お、ありがとな」

誰？このストール

？「Aで合ってるな？？俺は担任の兄さんだ」

心読むなし

『合ってます…兄さん先生』

兄さん「兄さんでいいぞ」

『…兄さん』

まい「…w」

兄さん「じゃ、このまま教室行くから氷山は俺と入ってAは俺が呼ぶまで待ってろ」

『…はい』

まい「承知致しました」

そう言って皆で歩き出す

まい「あ、頬…」

『…大丈夫』

まい「…無理しないで下さいね」

『…ありがと』

兄さん「着いたぞ」

まい「ありがとうございます。それではみぃさん、また後で」

『…ん』

2人は扉の中に入っていく

…桜咲いてる

新学期そうそうに転校だもんな

窓、開けていいよね？

窓を開けた瞬間、沢山の花弁が風に乗って入ってくる

綺麗だなぁ…

兄さん「おいA何やってんだ」

『…兄さん？』

兄さん「もう呼んだぞ。入れ」

『…はい』

そう言って僕は教室に入る

女子からは朝の出来事からか避難の目線

男子からは…あっちの目線

1部(生徒会)からは蔑まれた視線

幼馴染からはいつもの純愛の視線

…後ろから、驚いた視線

後ろの正面、誰？