悪役その6 ページ7
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外道丸の散歩から帰ってくると、何故かマンちゃん、ひとらんらん、アイリスちゃん、私でお茶会を開くことが決定していた。
ん？おかしくなーい？おかしいよ？思考回路はショート寸前！今すぐ逃げたいよ〜♪
ai「？Aさん...？どうかされたのですか？」
『ちょっと月の光に導かれてた。』
ai「！ダメですっ行かないでください！月の使者がAさんを迎えに来ても絶対に離しませんから...！」
os/ht「「ﾌﾞﾌｫｯ...！www」」
ヒロインちゃんって天然が多いよね。あぁ、なんかもうどうでも良くなってきた。紅茶おいちぃ〜、クッキーさくさくぅ〜。現実逃避しながら静かに黙々とお高い味がするお菓子を食べる。
ai「！オスマンさんっ、これ！凄く美味しいですっ！」
お高いクッキーを一口食べて顔をキラキラと輝かせるヒロインちゃん。凄い、凄いね。ヒロインってスマホなしでもSN〇W並の加工が施せるんだね。すっごーい。
os「気に入ってくれたなら嬉しいめぅ〜！」
ht「本当にアイリスちゃんは美味しそうに食べるね。でも、夕食には俺の育てた野菜が使われてるからお腹空けといて欲しいなぁ。」
ai「あっ、す、すいませんっ！美味しくてつい...。お恥ずかしいです...」
os「またいつでも食べれるめぅ！」
ai「また誘って下さるんですか？」
os「当たり前めぅ！アイリスちゃんはもうお茶会仲間だからね〜」
ht「そうだね。今度は俺もお菓子持ってくるよ。」
ai「私も持ってきます！ふふっ...楽しみです！」
.....なんやろ、私おらんでも良くない？なんか気まずいわ。疎外感って感じ？モヤモヤする。頭もボーってしてきた。
『...ご馳走様。』
紅茶を一気に飲み干して席を立つ。「え、もう行くの？」ひとらんらん。「もう少しゆっくりして行くめぅ！」マンちゃん。「私もAさんと一緒にお話したいです...！」アイリスちゃん。それぞれが私のことを引き留めようとする。
『暇じゃないから。』
冷たく三人を見て言う。驚いたような顔をしたひとらんらんとマンちゃん。小さくなって青ざめるアイリスちゃん。...あれ？なんか凄い悪役っぽくない！？ついに開花したのか！？よ、よし...この調子で！
『それじゃ。』
ドアを少し強く閉めて出ていく。めっちゃ印象最悪じゃない！？態度悪すぎ！悪役すぎぃ！⤴
『...っ、あれ...？』
お茶会会場を出て数歩歩いた所で目眩がし、意識が遠のく。酷く眠たい...
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あまね(プロフ) - 完結… (2023年4月28日 2時) (
レス) @page13 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
辣油 - 鈍感なところいい。毒舌がいい味出してる。更新楽しみ (2023年2月25日 15時) (レス) @page13 id: 0d9ed1badc (このIDを非表示/違反報告)
ひつまぶし - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2023年2月14日 14時) (レス) @page13 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 綾さん» いやマジそれな ずっこけてるのに気づかない所が最高！終わりって書いてあるのは更新停止中ですか？ (2020年9月27日 2時) (レス) id: 9c4450760f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ひなた(プロフ) - 物語好きです！！！！面白くて、かわいくて、！！更新楽しみにしてます！！応援してますー！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 82e2e6fec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中 | 作成日時：2020年3月30日 9時
