悪役その5 ページ6
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悪役を演じて嫌われ者ひゃっほーシリアス展開になるはずだったのになぁ...おかしい。これは由々しき事態。やっぱりヒロインを虐めるとかそんな感じ？でも、意味もなく虐めるのは人間として無理やわ。
ai「ふふっ、擽ったいです...！」
ht「外道丸もアイリスちゃんのこと気に入ったみたいだね。って、こら！外道丸どうどう！」
圧倒的ヒロインオーラを放つアイリスちゃんにメロメロの様子の外道丸。アイリスちゃんが倒れそうなくらいの勢いで擦り寄っていくのでひとらんらんがそれを止める。
おかしいな、外道丸よ。君は警戒心の強い子じゃないか。私は君の警戒を解くのに一年以上かかったというのに。しかも私より懐いてるじゃないか。いやぁ、ヒロインって凄いね。
いや、待て。これで虐める理由が出来たのでは？「私の方が先に外道丸に出会い、餌をあげて、ブラッシングをして、お散歩をして、長い時間を過ごしてきたのに！なんでっ、なんであんたなんかぽっと出のやつにその地位を奪われなきゃいけないのよ！ばかぁ！」って感じ！
居場所(外道丸)奪われそうになって焦ってヒロインを蹴落とそうとする悪役...うん、これは良き悪役なのでは！？
『...退いて。外道丸の散歩は私が行く。』
ht「ほんと？助かるよ。」
ひとらんらんは外道丸に「今日はAが一緒に散歩行ってくれるってよ〜。良かったね。」と言って撫でる。私は外道丸の鎖を解放し、颯爽と跨る。((
ai「あ、あの！！私も御一緒してもいいですか...！？」
『ダメ。君が来ても邪魔やから。』
勇気を出して頑張って言った様子だったが、ばっさりと切り捨てる。悔しいだろ？悲しいだろ？外道丸は私のものなんだぞ！
「そうですか...分かりました...」と悲しげな表情をしつつ「いってらっしゃい」と優しく微笑むアイリスちゃん。流石はヒロイン...胸が痛い。ボロが出る前に早く此処を離れよう。外道丸で森の散歩コースへ駆け出す。
ai「行っちゃいました...」
ht「落ち込むことないよ。アイリスちゃんは行かなくて正解だよ。」
ai「え？」
ht「あそこの森は斜面が多くて乗りなれた人じゃないと危険なんだ。Aはアイリスちゃんに怪我をして欲しくないからああ言ったんだと思うよ。多分ね。」
ai「そうなんですね...。私、紅茶を用意してきますね！」
ht「Aは柑橘系が好きだよ。」
ai「！はいっ、ありがとうございます！」
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あまね(プロフ) - 完結… (2023年4月28日 2時) (
レス) @page13 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
辣油 - 鈍感なところいい。毒舌がいい味出してる。更新楽しみ (2023年2月25日 15時) (レス) @page13 id: 0d9ed1badc (このIDを非表示/違反報告)
ひつまぶし - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2023年2月14日 14時) (レス) @page13 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 綾さん» いやマジそれな ずっこけてるのに気づかない所が最高！終わりって書いてあるのは更新停止中ですか？ (2020年9月27日 2時) (レス) id: 9c4450760f (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ひなた(プロフ) - 物語好きです！！！！面白くて、かわいくて、！！更新楽しみにしてます！！応援してますー！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 82e2e6fec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：田中 | 作成日時：2020年3月30日 9時
