気に入った(マーモン) ページ36
私は今日、ヴァリアーでメイドとして働くことになっている
のだが……
「迷った……」
この城は広すぎる
さすが金持ちだ
「君、誰だい?」
後ろを振り向くと、フードを被った可愛らしい赤ちゃんがいた
この格好から見て、きっと幹部だろう
「今日から働かせてもらうことになったAです
よろしくお願いします
実は道に迷ってしまって……
メイド室はどちらでしょうか?」
そう尋ねると、赤ちゃんは少し考える素振りをして案内してくれると言ってくれた
私はお礼を言い、赤ちゃんについていく
私も裏社会の人間だ
赤ちゃんが浮いてるのは何も言うまい
「……君は、何故ここで働きたいと思ったんだい?」
赤ちゃんはこちらを振り向かず問いかける
私は正直に答えた
「お金を稼ぐためです」
すると赤ちゃんが勢いよく後ろを振り返った
「普通はそういう事言わないと思うんだけど……君、変わってるね」
「よく言われます
でも、実際みんなそうですよね?
私はお金を貰えるなら何でも我慢をしますよ」
「ムムッ
君はプライドがあるのかい?」
「プライドなんてお金を稼ぐ邪魔にしかなりませんよ
大人になったら家族や愛よりもお金が大切だと分かる時がきます」
そう言うと、赤ちゃんは変なものを見るような目で私を見てきた
あ、目は見えないけど雰囲気でなんとなく分かります
すると、赤ちゃんはクスリと笑い私の肩に乗ってきた
「気に入った
僕の専属のメイドにしてあげるよ
そしたら、他のメイドより給料上がるよ?
君は命令に忠実そうだし、金の価値が分かるからね」
私は給料が上がるという言葉に飛びつき、考えるより先に返事をしていた
「これから専属としてよろしくお願いします!」
−−−−−−−−−−
友人さんと闇の道化師さんのリクが同じだったので一緒にしました
遅くなってすみません(-ω-;)
リクありがとうございました!!
186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼(プロフ) - 短編が小説になるかもと聞きやってきました!! とても最高な短編なのにそれが小説になるのは神ですね!!!! (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7443137317 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - りんさん» OKです!リクありがとうございます! (2018年3月29日 1時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 凛さん» OKです!リクありがとうございます! (2018年3月29日 1時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» OKです!リクありがとうございます! (2018年3月29日 1時) (レス) id: 665beeb9bd (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リクエストしてもいいですか?主人公が妊娠してショットが喜ぶが読んでみたいです (2017年11月26日 19時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なのは | 作成日時:2015年11月10日 22時