【黒バス短編集】『君を/貴方を/お前を愛してる』

いい子で待ってろよ(花宮真) ページ35

世界はどうしてこうも理不尽なのだろう




「どうして、最初に手を差し伸べた先輩が私の手を振りとくの？


どうして、私を１人……置いていくの？」



そう言うと、彼は眉間にしわを寄せて深いため息をつく




「それはな……









お前が１年で俺が２年だからだ」



そう、先輩は行ってしまう


3泊4日の修学旅行へ



「どうしてですか先輩ぃぃぃ！！

私という可愛い彼女がいながら……私を置いて修学旅行に行くなんて…！」


「学校行事だ、仕方ないだろ


いちいち大袈裟なんだよお前は……

たかが修学旅行でそんな泣きそうな顔するな」



私を黙らせるように私の鼻を摘む先輩

でも先輩がいるからバスケ部マネージャーになったのに……いなかったら意味無いんだよ？


「言っとくが、俺達が居なくてもマネージャーの仕事はちゃんとしろよ？」


さすが先輩

サボろうとしてたのバレバレですやん


私が不満そうな顔をすると、真先輩は私の頭に手を置いて撫でてくれた


「いい子で待ってろよ」


「……ちゃんとお土産買ってきてくださいね

待ってますから」




こうして、私と真先輩は運命のいたずらで４日間会えないのでした



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いかがでしょうか？

リクありがとうございました！

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