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5-2 ページ20

「改めまして、沖田ミツバです。朝は突然話しかけてごめんなさいね」

『あっいや、そんな、気になさらないでください……』

なんでこんなことになってるんだろう……。
確か総悟隊長のバズーカ騒動の後、私は早足で食堂に行き、何事もなく朝ごはんを食べてたんだ。
そしたら総悟隊長とお姉さんが急に向かいに座ってきて……。

「Aさんは、これからお仕事?」

『あ、はい……今日は』
「今日はAも休みなんです。なので、Aにも江戸案内を協力してもらおうと思って!」
『いやいや総悟隊長。今日は総悟隊長が休みの分の仕事を私が』

チャキ
総悟隊長の刀が私の首元に迫る。


「休みですよね。A」
『ハイ、オヤスミデス』
「まぁ、よかった!」

なんも良くないんですけど!?
結局私も近藤さんから休みを貰い、近くのファミレスへ行くことになった。









「そうですか。姉上もとうとう結婚を……」

「そう、しばらくは江戸に逗留するから、いつでも会えるわよ」

「本当ですか!僕、嬉しいっす!」


……何だこの空間。
いつもと違う総悟隊長に初対面のお姉さん。
私、明らかに場違いじゃね?

向こう側の席で様子見してる山崎と原田に、目で助けを求めてみる。が、2人とも面白がってるだけで、助けてくれる雰囲気ではなかった。

「でも僕、不安です。江戸の空気は武州と違うんですし。ほら、あの排気ガス見てくださいよ!」

「え?」

ドガァァァン!!!


「! まぁ、何かしら。くさい」

「でしょ。姉上の肺に障らなければいいんですが」




えぇ……?
なんだこの姉弟……。

5-3→←5-1【ミツバ篇アレンジ】



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作者名:おさくら | 作成日時:2020年5月7日 0時

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