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5-1【ミツバ篇アレンジ】 ページ19

ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ
『ん〜〜…………』

朝からやかましく機械音を鳴らす目覚まし時計を止め、イモムシの如く布団から這い出る。

『ねむ……』


寝癖のついた頭をかき、扉を開けると、眩しい朝日が差し込んできた。

『洗面所洗面所……』
「ごめんくださーい」

寝ぼけと朝日の眩しさでまともに目が開かず、柱や扉に頭をぶつけながらよろよろと洗面所に向かう。

「どなたかいませんかー?」

そういえば今日お客さんが来るとか近藤さん言ってたな。えーっとなんだっけ。み、みつ……密です?


「あの」
『うわぁっ!?』

びっくりした。目の前に女の人が……てかこの人誰?

「うふふ、あなたが総ちゃんの言ってた子かしら?」







「なるほどなぁ……沖田隊長のお姉さん……」
「ミツバさんだよ。あの激辛せんべえよく送ってくる」
「あぁ、あれ辛くて食えねえんだよなぁ」

局長と誰かが話しているのをふすま1枚隔てた部屋で覗き見しながら、隊士達はそのミツバさんとやらの話で盛り上がっている。
ちらりと襖の隙間から部屋を覗いてみると、局長の向かいには、朝の女の人が座っていた。

なるほど……朝出会ったあの女の人は総悟隊長のお姉さんだったんだ……。
しっかし、似ても似つかないなぁ……。

ぼんやりとそんなことを考えながら食堂に向かおうと廊下に出ると、総悟隊長がバズーカを片手に目の前にたっていた。

『あ……お、おはようございますぅ……』

「どいてな」


ドォォォン!!!!


あ、うん。
そんな気はしてた。

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作者名:おさくら | 作成日時:2020年5月7日 0時

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