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あれから数日が経ったある日。

『ごめんくださーい。神楽ちゃんいますー?神楽ちゃーん!』
「A?何ネ、税金の取り立てアルか?」
「N〇Kじゃないんだから。これ、渡しに来たの」

そよ様の家出騒動の後、私は1人ですぐに城に来るよう呼ばれた。
切腹を覚悟して部屋に入ると、そこにはそよ様が慌てた顔で待っていた。

「Aさん!よかった。来てくれてありがとうございます」
『そ、そよ様?』
「あ、そうでしたそうでした。あの、これを女王さん……神楽ちゃんに渡してもらえませんか」

そよ様から渡されたのは2枚に切られたプリクラだった。

「もう1枚はAちゃんの。ねぇ、私達友達なんだから、もっと仲良くしましょう?」

『そよ様……』

「そのそよ様っていうのもだめよ。そよ、と呼んでちょうだい?友達みたいにね!」

『……3人で遊んでる時だけ、ですよ?』

「ふふ。はい!」


そして今に至る。

「そよちゃん……」

『そよちゃん。このプリクラを自分の持ち物に貼ってたよ。私達もやらない?私は携帯にしよ』

「いいアルな、それ!じゃあ私は傘ネ!」

『じゃ、次会うときはそれの見せ合いね!』

「Aサイコーネ!ありがとうアル!」

神楽ちゃんにプリクラを渡し、万事屋を出て、携帯に貼ったプリクラを眺める。
友達ってやっぱりいいなぁ……。

「おい」
『うげっ。沖田隊長……』
「人を見るなり失礼な奴でィ……ん、なんだこりゃプリクラってやつか」
『そーですよ。友達と!私の友達と!撮ってきたんです!』

「ふーん……あれ、これ……チャイナと……そよ姫」
『あ』
「おい、テメーあの騒動のときチャイナと一緒にいたのって……」


やべ。
あの後神楽ちゃんを説得するため一緒にいてたってことでして、遊んでたことは伏せてたんだった。



「テメーこりゃあ……」
『スンマッセーン!!!』
「テメッ、待ちやがれA!!」

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作者名:おさくら | 作成日時:2020年5月7日 0時

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