猫系女子と猫かぶり系男子

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原side



主｢──で、私がバスケ部入りたいって言ったら絶対許可してくれないの。なんでかな。｣


この理由については実は

ここにいるAちゃん以外の3人は知ってる。


瀬戸が

『ラフプレーなんて汚いことしてるところをAに見られたくないから。』

って言ってたから。



俺的にはこの言葉聞いた時瀬戸も

Aちゃんに少なからず特別な感情を

持ってるんじゃないかなとも思ったんだけど、

なんか拗れてるんだろうな。



原｢そりゃうちのバスケ部イケメン多いからね。瀬戸、誰かにAちゃん取られるのが嫌なんじゃない？｣



瀬戸にこのことはAちゃんに言うなって

言われてたから適当に言い訳をする。


主｢それは絶対無い。健ちゃんは人の外見には無頓着だもん。人類みんな同じ顔してると思ってるはず。｣


やばいAちゃん面白い。

俺含め3人ともツボだった。


原｢ちょ、古橋真顔で笑わないでよ気持ち悪い｣

古｢失礼だな、これでもかなり表情筋を使っている方だ。｣


山｢....でもよ、それだったらベタにイメチェンするとかだと意味がないってことだろ？ならストレートにアタックするしか無いんじゃねぇか？｣


ザキのくせにマトモなこと言った。


山｢原てめぇ今失礼なこと考えてただろ。｣

原｢....別に考えてないよん。｣


あー面白い。








図書室の入口でずーっと俺らの話

盗み聞きしてる花宮の顔。



面白すぎ。

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