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冷房の効いたカフェを出るとムワッとした暑い空気に包まれ、思わず顔をしかめる。
こんなに暑いと言うのに、一哉くんは
左手を差し出してくる。
主「暑くないの?」
原「暑いよ。手汗もヤバい。」
主「でも繋ぐの?」
原「もちろん。」
仕方なしに手を繋ぐと、一哉くんは
子供みたいににんまりと笑う。
原「今失礼なこと考えてたでしょ。」
主「なんのこと?」
またダラダラとどうでもいい話をしながら
目的地へと歩き出した。
────
──
─
5分ほど歩いて辿り着いたのは、
ネオンカラーの看板を掲げた小さめのライブハウス。
主「ここって.....」
原「正解。」
United Se x 17時開場
と書かれたチケットを2枚チラつかせる一哉くんに、
私は目を大きく見開いた。
私が大好きなバンドのライブチケット。
主「一哉くん大好き!」
最大限の感謝の気持ちを叫んだ。
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ちぃ - 大学の合格おめでとうございます!無理をなさらずにエビマヨさんのペースで更新頑張ってください!! (2021年3月13日 23時) (レス) id: f80af6bd2c (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 次がすごく気になります…更新楽しみにしているので頑張って下さい! (2021年2月15日 21時) (レス) id: f80af6bd2c (このIDを非表示/違反報告)
ララ - おもしろかったです。 続きたのしみにしています。 (2020年8月11日 15時) (レス) id: 8ba4c0b022 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年7月18日 17時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
エビマヨ(プロフ) - 征羅さん» 設定気に入っていただけてよかったです!今作品も引き続きよろしくお願いします(^ ^) (2020年6月13日 0時) (レス) id: 18c018f059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エビマヨ | 作成日時:2020年6月10日 21時