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シャルルカンに抱き寄せられても
抵抗しない彼女に腹を立てていた私
それに気づいていたのか、その文官は言った。
【仕返し、しませんか？
ジャーファルさんだけ辛い思いするなんて不公平ですよ＿＿＿＿＿ね？】
今思えば馬鹿らしい誘い文句だったのに。
私は夕方、Aの仕事が終わる時間になると
毎度のように彼女を口づけを交わしていた
そうすれば少しだけ、心のイラつきが薄れた。
それが…
怒りの色を浮かべる美しい瞳に
涙を浮かべて彼女は言う
「さよなら」と。
「お願いです＿＿＿＿＿＿どうか、もう一度チャンスをください」
貴方がいないと私は…
「…どの面下げてそれを言うの？」
Aはボロボロと涙を零していた
「私には、貴方が全てなんです」
細い体を抱き締めると
彼女は小さく肩を震わせていた
「これからずっとあなただけを見ると誓います。
私を四六時中監視してくれても構わない＿＿＿＿＿＿もう一度やり直しましょう」
.
.
.
優しい香りのする胸板に顔を埋めて
Aはそっと笑みを零して背中に腕を回す
…誓ってくれた。
これからは私と共にいると、
心はほかに移さないと＿＿＿＿＿＿
『ジャーファルさんの彼女ってあの武官でしょう？』
『ああ、シャルルカン様のところのね』
『この前ジャーファルさんが二人でいるのを見て睨んでいたけど、
上手くいっていないんじゃないのかしら？』
『そうなの？それなら私漬け込んじゃおうかな＿＿＿＿＿＿＿』
耳障りな文官の声をヒントに思いついた作戦。
これでもう、彼は永遠に私のモノ。
彼の腕の中から顔を上げると
「許すのはこれが最後よ？」
彼の唇に自分の唇を重ね合わせた＿＿＿＿＿。
終わり
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繚乱華桜鐘(プロフ) - すごく面白いです！自分的にシリアス系のものは大好きなので早く続きが読みたいです！ (2017年1月23日 1時) (
レス) id: efa46579a8 (このIDを非表示/違反報告)
アン★ - リクで、カシムとアリババで「ヤンキーボーイヤンキーガール」お願いします！ (2016年11月27日 19時) (レス) id: e00c3ac6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜猫
| 作者ホームページ：https://twitter.com/tutimikado12113
作成日時：2016年11月24日 20時
