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モノガタリ15 ページ16

家に帰り、布団をかぶる
電気消すよーという声とともにあかりが消え、周りは暗闇と静寂に包まれた




寝るというのは人間が1番好むものであり、
1番ネガティブかつ独り言が増えるものである






(1週間後に迎えに来るって、どういうことだろ)





あの言葉が胸に突っかかって眠れない
どうしても眠れずにあっという間に2時になってしまった


もちろんほかはみんな寝ている
きっとおじさんも眠ってしまっているだろう





スマホのロックを解いてチャットを開く
誰か起きてるかなと思い、スタンプをおす




案の定、誰も起きてる様子はなく諦めて布団を頭までかぶったその時だった







カサ





外で葉がこすれる音がした
窓側のベッドなので、外見えるようには細工してある



支柱の一部を押すと、小さいパズルのピースくらいのパネルが出てきた





外の様子をリアルタイムで見られる優れものだちなみにこれは自分で作った((ドヤァ






電源を入れると、やはり木の上に人影があった


心の中で小さく舌打ちをして上着をつかむ
扉をほんの少しだけ開けて体を滑り込ませる




木の上の人影はこちらに気づいたようで
地面に降りてきた
どうやら話し合う気はあるようだ






「こんばんは、このような時間に何か御用ですか?」



「いえ、ただ私は太宰幹部に命を受けているだけでございます」





その人は恭しく片膝をついて頭を垂れる
どうやら敵ではないらしい





「そっか、太宰がか....
ありがとうって伝えておいてください」




「かしこまりました」





そう残すと、その人は何処かへ消えていった
なんだか少し安心して眠気が襲う





欠伸をして布団にもぐり、目を瞑る
明日織田作さんが来るから今日のことを聞いてみようか





.




「こんにちはーー」




カランカランと鈴の音を立てて織田作さんは入ってきた





「織田作さーーん!!!」




ガバッと抱きつくとあとから弟達も一人ひとりと飛びついていく





「おっとっとぁ!!!」




重さに耐えきれなくなった体は倒れる
下敷きになった織田作さんを見て私達は笑う







「お姉ちゃんがね、織田作さんにお話があるんだって!」




「A姉、ずっと待ってたんだよ!!」




「織田作さん、織田作さんってずっとうるさいの」






口々に話す3人の頭をペチンと叩くとごめんなさーいと舌を出しておじさんの元へ走っていった





「さてと、本題なんですけど....実は」
全てを話そうか、この人に

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物部(プロフ) - とても面白いです。続き楽しみにしてます! (2017年2月28日 16時) (レス) id: fcc84377d6 (このIDを非表示/違反報告)
初恋とリンゴ - ぴーすけって鳥wwて言うか、女子じゃないwwww更新頑張ってください(*^ー^)ノ♪ (2017年2月5日 14時) (レス) id: eb564e8d3f (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - ぴーすけだとぅ!?wwヤバい見た瞬間ジュース吹いたwwwぴ、ぴーすけってくるとは思わなかったww更新待ってますw頑張ってください! (2017年1月29日 9時) (レス) id: 343bb7e876 (このIDを非表示/違反報告)
ディア★ - まってwwぴーすけってw面白過ぎて腹筋崩壊現実で起きそうww (2017年1月29日 7時) (レス) id: a2a00a81c4 (このIDを非表示/違反報告)
千菜 - 初めまして千菜です!面白くって一気に読みました!これからも応援しています。 (2017年1月17日 10時) (レス) id: bee8cd2a37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラムネ | 作成日時:2016年12月28日 1時

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