女子校教師 (ページ7)

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さて、とお昼ご飯のお弁当に手をつけようとしたとき、教室に担任のオジサン先生が入ってくる。 

「数学の補習がある人、おまえだけだから」 

あたしを見つけるなり、無駄に大きな声で言われて固まってしまう。 

「……は、」 

そう言えばジャンハオ先生が、昼休みまでに補習の人は担任に伝えとくとか言ってたっけ。 周りの子達にクスクスと笑われてめちゃくちゃ恥ずかしい。

 あのジジイ、そんな怒鳴るように言わなくたっていいじゃん。

 「……どうせならジャンハオ先生が伝えにきてくれたらよかったのに」 

「でも放課後会えるでしょ？いいな～、ジャンハオ先生の補習。あたしも満点じゃなくてわざと空白で出せばよかった」 

嫌味ったらしく呟いてくるサラを睨みつけると、「こわいこわい」とヘラヘラ笑われながら言われた。

 お弁当を食べる気もなくなって、開けたばかりの蓋を閉じるとカバンの中にしまった。 